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9月20日

この日の夜。男は熱心にパソコン上に映し出されている映像を一心不乱に見詰めていた。瞬きすら、いや呼吸すらも忘れているかのように五感全てを視覚に集中させている。

一体、彼は何に目を奪われているのだろうか?

そう疑問に思った、男の脳内妖精ターニア。(要は私の妄想が具現化した妖精。・・分かってるから痛いって言うな)

気になって仕方が無い彼女は、その疑問を男に問い掛けてみた。



とも、さっきから なにみてるの?

・・・。(呆)

ともっ 

・・・。(呆)

ねえっ

・・・。(呆)

ねえったらっ

・・・。(呆)

こらっ きいてるのっ

・・・。(呆)

(すううーーーっ)

・・・。(呆)

なんかいも なんかいも、
おんなじ ネタ つかうなっ こらあああっ


うわああぉおぉおうう!?び・びっくりしたようっ!?

ふふっ とも、ひさしぶりだねっ

タ、ターニア!?今まで、一体何処に行ってたんだよっ!?

ふんっ ぜんぶ ともが、わるいんじゃないっ

ターニア・・まだ、あの事を怒っているのかい・・?

・・ふふ。もう、おこってないよっ ともも いいかげん はんせい したと、おもったからっ

た、たあにああああ・・・・うおおおおん、ぐおおおん・・

な、なに ないているのよっ 

うお〜ん、ぐお〜〜〜〜〜〜ん!

・・とも、なんか あったの?

い、いや・・えぐっ・・も、もうターニアに・・ひぐっ・・呆れられたかなって、うぐぅ・・思ってたから・・ぐすっ

もうっ わたしが とものことを、みすてるわけないじゃないっ ばかねっ

本当!?嬉しい・・嬉しいよ、ターニア!

うんっ ふふふっ いつまでも、いっしょにいてあげるっ 

う、うう、うううう・・・

こらっ いつまでも、ないているんじゃないっ 
ほら、わらって? ねっ


う、うん!えへへへ・・えへへへへへへへ・・・

やっぱり とも・・げんきないみたい。なにか、あったの?

い、いや・・ははは、就職活動が中々上手く、いかなくて・・ね。

ええっ まだ、しゅうしょく きまってなかったのっ


痛っ

あ、ご・ごめんっ そ・そうか・・そうだよねっ
いま、ふきょうで、た、たいへんだもんねっ


いや、それだけじゃないと思うけど・・まあ、それも要因の一つかな・・

そう、か・・ん?


ここでパソコンの画面がターニアの目に入った。ともがさっきまで眺めていた画面だ。画面には・・この男の脳内恋人筆頭、速瀬水月がモニター前のプレイヤーに花のような笑顔を向けていた。


とも・・ゲーム、やってたんだ。

え・・?はははは・・違うよ。慰めてもらっていたんだ。俺、この子の事が好きでね・・毎日毎日、短い時間だけど慰めてもらっているんだよ・・この子を見ると、何だか元気が出るんだ・・

ぴくっ

ふふっ 情けないよね?いくら現実に慰めてくれる優しい女の子がいないからって、毎日二次元のキャラクターに慰めてもらってるなんて・・ね。

・・・。

25にもなって、我ながら・・情けないよ。普通なら、結婚して子供がいても不思議じゃない年齢なのにさ・・

ば・・か・・

笑いなよ。笑ってくれよ・・こんな情けない男を・・蔑んでくれ・・いっそのこと、そうされた方が気が楽・・

ばかっ

え・・?

とものばかっ

あ!い、痛いよ!何で、俺を叩くのさ!?痛い、痛いよ!

ばかっ ばかっ とものばかっ 
ともには、わたしがいるじゃないっ


ターニア・・

げんじつに なぐさめてくれる おんなのこが 
いないなんて、さみしいこというなよっ 
もには、わたしが いるじゃないかっ 
ばかやろうっ ともの おおばかやろうっ


ター・・・ニ・・ア

このこの、どこがいいのよっ

え・・?

おしえなさいっ このこの どこが すきになったのか、
おしえなさいっ


それは・・

おしえなさいよっ おしえろっ

そんな事言ったって、俺にも判らないんだよ・・

そんなわけあるかっ りゆうもなしに、
すきになるわけないだろっ


そんなこと言ったって・・本当なんだからしょうがないだろ

じゃあ、かんちがいなのよっ ともは、このこのことが 
すきになった きでいるだけっ そうにきまってるっ


いや、それは違う。

なにが ちがうのよっ

俺は水月が好きだ。好きで好きで、たまらない。

えっ

その事だけは、胸を張っていえる。俺はこの子を・・既に愛してしまっている。



この気持ちだけはウソじゃない。

だ・だからっ そのすきになった りゆうを おしえなさいよっ

・・・。

ほらっ いえないじゃないっ

君が望む永遠を・・

え?

あ、このゲームのこと。俺はね、このゲームを全て終えたとき・・

・・・。

・・上手く説明出来ないかもしれない。それでも聞いてくれるかい?

う・うん

全て終えたとき、今までに無かったくらいに・・「感動」したんだ。そう、今までに無い・・

・・・。

素晴らしい話だった。素晴らしい結末だった。凄く嬉しかったよ、こんな・・素晴らしい作品に巡り合えてね。でも・・

・・でも?

同時にどうしようもなく、切なかった・・

せつない・・?どうして、せつないの? いいおはなし だったんでしょ?

うん・・。俺もその時は良く判らなかった。どうしてこんなに、切ないのか。切なくて切なくて、苦しい。嬉しい筈なのに・・嬉しいだけの、筈なのに・・

・・・。

で・・切なくなった理由を考えてみた。でも、どうしても・・判らない。

・・・。

それで、考えるのを諦めたんだ。頭の中の疑問符を一気に消して、空っぽにしてみた。そうしたら・・

そうした・・ら?

その時、理由が判ったんだ。

え・・?

頭の中が一気に満たされた。

な・なんのことを いっているのか、わからないよっ

水月の事で、頭が一杯になったのさ!!

!!!

そうだ!切ないのは、水月に萌え過ぎて!好きになり過ぎてッ・・!!だから、だから、俺は・・俺はッ・・!!

もういいっ

寝ても覚めても、考える事は水月の事ばかり!馬鹿みたいに、馬鹿みたいにッ・・!俺は速瀬水月に恋を、恋をッ・・していたッ・・!決して報われる事のない、片想いだッ・・!!それだけに切ないッそれ故に、切なかったんだッ・・!!

ききたくないっ もう ききたくないっ

ああ、どうしてだろう!二次元の子を、これほど愛してしまうなんて!笑ってくれよ!変態だと・・罵っておくれよ!

ううっ・・もういいっ もういいよっ ききたく・・ないっ

すぐ傍にいるのに、触れる事さえ出来ないっ!こんなにも愛しているのに、抱きしめる事も出来ない!こんな理不尽な事ってあるかッ・・!!?なあ、あるかよ!?

んんっ んんんっ

はあ・・はあ・・はあ・・理由を・・どうして、こんなに水月を好きになってしまったのか・・理由を・・いくら、いくら、考えてみても・・その答えだけは・・判らなかった・・そしてそれは今でも・・判らない。・・判らないんだ、どうしても。

ききたくない、ききたくない、ききたくないっっ

わからないんだ・・わからないんだ・・わからないんだ・・わからないんだ・・わからないんだ・・わからないんだ・・

ううっ うううううっ ひどいよ・・ひどいよ・・

わからないんだ・・わからないんだ・・わからないんだ・・・・・・・・・・・はっ。

う・・ううっ ひど・・いっ ひどっうう・・う、うう・・

た・ターニア・・御免、御免よ!俺・・水月の事を考えると、いつも頭が暖かくなって・・ターニア!ごめん!!

うっうっうっ・・

ほら、涙を拭いてあげるから・・

さわるなっ

え!

ともは みつきちゃんのことが すきなんだろっ 
じゃあ、わたしになんか やさしくするなよっ


ターニア・・?

わたしより、みつきちゃんのことがっ うう!う・うううっ

それは違うな。

え・・・・?

俺が一番愛しているのは君だ、ターニア。

う・うそっ だって、さっきっ

本当だよ。

・・ともは、いっつもそうっ・・! そうやって だんでぃーに ほほえめば、 
わたしがなんでも しんじるとおもってっ だまされるかっ だまされるものかっ


俺が今まで、君にウソをついたことがあるか?

まあっ あきれたひとねっ いっつも わたしを だまして、からかっていたじゃないかっ

・・あれはふざけてだろ?俺が言いたいのは、こういう真面目な話になった時に俺がウソをついた事があったかということだ。

そ・・それは・・

ふふ・・

な・なに わらっているのよっ

いや。こうして二人で喧嘩をするのも久し振りだと思ってね。

・・?は、はなしを ごまかさないでっ 

これだ。これが、決定的な違いなんだ。

なにがよっ

水月と君の違いだ。

だ・だからっ なにがちがうのよっ

君は、そこに居る。

・・?

水月は「在る」。君は・・「居る」。



水月は二次元だ。・・実在しない。でも君は・・そこに居る。実在する。

とも・・

実在して、俺の横で笑って怒って驚いて。今は・・ふふっ、泣きべそかいているけど、ね?

ともっ

俺の好きな女(ひと)はね、ターニア・・

とも・・・ともっ

やきもち焼きで

・・・っ

早とちりで

っ・・

泣いたり

と・・・

怒ったりだけど・・

・・・もっ

その女(ひと)が微笑うと

ともっ・・・ともっ

俺は最高にしあわせなんだ――

とも!ともともともともともっ・・!!!

おいで?
←笑顔全開

わ――――――――――――――――っ

ははは・・泣くなんて、情けないぞ?(やはり、めぞん一刻は俺のバイブルだぜ)

わたしわたしわたしっ かなしかったのっ 
すてられるかなってっ ともには みつきちゃんがいるから、
わたしはすてられるのかな?って!


そんな訳、あるもんか

それと、ともの あたまが こんどこそ 
ほんきで へんに なっちゃったって、しょっく だったからっ 
「もうそう」のしすぎで、とうとう にじげんと さんじげんの 
くべつが つかなくなっちゃったのかなって?って、おもったからっ


そ・そんな訳無いじゃないか!(あイターっ!)

ぐすっ・・ほんとう?

ああ、君の事が一番好きさ・・信じてくれるかい?

・・うんっ えへへっ

あらあら、もうすっかり笑顔になって・・全く、現金なお嬢さんだ!

だってぇっ

あはは・・あ、そうだ。ケーキ、あったな・・・仲直りの証に、お茶でもするかい?

うんっ えへへっ・・・・・・・・・・・・あ、でも。

うん?どうした?(毒ティッシュは・・無いよな?)

・・・。

ターニア・・?(うん、毒ティッシュは・・無い。まさか前回と同じオチでは読者が納得せんからな)

わたし、やってみよう・・かな。

え、何を?

きみがのぞむえいえん。

ええ?何でまた?

・・みつきちゃんが どんなこ なのか きにな・・じゃなくてっ!

うふふ。ジェラシーかい?

と・ともがそんなに おもしろいっていうから
やってみたく、なっただけっ じぇらしー じゃないっ


本当かなあ?

ほんとうよっ さあ、ともは へやからでていってっ

ふふ・・はいはい。(まったく、この子ときたら強情なんだから)




・・数時間後、男はターニアの様子を見に来た。ちょっとだけ扉を開け、様子を覗う。




うふふふふっ あはははははっ

(ふむ・・まだ遙伝説のところか・・まあ、あそこで微笑まないプレイヤーなどこの世界にいるはずも無い)

ながぐつで・・だなんてっ 
はるかちゃん、すっごい あわてんぼうさんっ うふふっ


(・・もう少し時間を置いてから来るか・・)




・・また数時間後。




(どれどれ。どこまで進んだかな?)

ひゃあっ きゃあああっ もう、やだあっ

(・・ほう、Hシーンか)

えっちっ たかゆきくんの、えっちっ ・・ひゃああああっ

(はは・・顔を真っ赤にしちゃって。さて、この辺で退散するか)




・・またまた数時間後。




ええっ・・これは・・なに・・・?

(ん・・・・この反応は、まさか)

な・なんなのよっ やだよっ そんなの、やだよっ

(やっぱり、一章ラストか。アレは・・俺もショックだった)

う、そ・・うそっ うそだよっ

(・・・・。)

あんまりだよっ そんなの、あんまりだっ あんまり・・・うう、ううううっ

(ターニア・・)

うわああん・・!わあああああん!!

(もう、見ていられない。出よう・・)




・・またまたまた数時間後。




(さて・・)

っっっ

(ん?ターニアのヤツ、胸に手を当てて・・何をやってるんだ?)

くるしいよっ むねがくるしいっ かわいそうっ こんなのって、ないっ

(うわ・・まさに辛いとこじゃないか)

んっ んんっ くるしい・・くるしっ

(なんか・・)

はああっ もうやだよっ かわいそうで、みていられないっ

(ターニアの方が、俺には可哀相になってくるよ・・)

っっ むっ うううっ

(次はもっと時間をかけて、エンディング間近になってから来よう・・)




・・そして。




(ふう、そろそろいいだろう・・さて、ターニアはどの子を選んだんだ?遙か?いや、多分水月だろうな)

・・・。

(ありゃあ、絶句しちゃってるな・・まだ修羅場か?)

・・・。

(心なしか顔色が悪いな・・いや。)

・・・。

(っていうか真っ青じゃないか!?)

・・・。

(一体、どんな場面なんだ・・?)

・・・。

(ん、遊園地か。な〜んだ)

・・・。

(・・・・・・・・・・・・・・あれ?)

・・・。

(遊園地・・・?遊園地・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・遊園地ッ!?)

・・・。

(遊園地だと!? ってことは・・ってことはッ・・!!!)

・・・。

タ・ターニアッ!!!

あら・・ともじゃない。

ど・どうして・・

よくも だましてくれたわね・・

どうして、マナマナなんだよ、ターニアアア!!?

あら?いったいなにを、そんなに おどろいているの・・?

だ、だからっ 他にもいただろう、他にもっ 遙とか水月じゃなくても、茜とかあゆとかまゆとか蛍とかっ

ともがいったい なにをいいたいのか、さっぱりだわ・・

そ・それが・・よりにもよって、どうしてマナマナなんだっ!?何故、何故、何故ッ・・!!

・・こういうのが、ともにとっては かんどうなのね・・びっくり。

ち・ちがっ

○○されたり、○○○をかけたり、○○○が○○○○を付けたり・・。
そういうことがあなたにとって かんどうなのね・・


ターニア・・?ど・どうしたんだよ!ほら、いつものように語尾に「っ」を付けて!その方が可愛らしいから・・

「きみがのぞむえいえん」か・・ふふ、うまくいったものね。

だ、だからっ・・








ふざけんな、このやろう。




!?




もうかんにんぶくろのおがきれたわ




あ、あ、ああ。(何だっ この威圧感はッ・・!!)




・・・・。





(携帯を取り出したぞ・・一体、何処に・・)




じょおうさまですか?わたしです。ええ、ターニアです。




じょ、女王!(よ・妖精族の!?)




女王さまのいい付け通り監視していた・・ええ、そうです。「あの」男の事でご報告致したいことがありまして。

(いつの間に漢字をっ)

ええ、ええ。女王様の睨んだ通り、この男・・相当の所まで「キ」ていたようです。

な・な・な・な。

そうですね、ランク・・・・“SS”位といった所でしょうか。いや・・SSS級と言っても差し支えありませんわ。

(何のランクだ何のッ)

既に、何が正しくて何が間違っているのか・・判断する事が出来なくなっているようです。実は先程もこの男の趣味を探っていたのですが・・もう限界でしょう。いつなんどき、何をやらかす事か判ったものではありません。これ以上現次元に留まらせるのは危険です。

(寒気が・・してきた)

ええ。ではこれから連行致します・・はい、失礼致します。

た、たったっ

とも、聞いていた通りよ。貴方を連行します。

ど、どこにっ

・・次元刑務所。

は、はあ!?(何だッその恐ろしげな響きのする場所はッ)

私たち妖精族は、未来を予知する能力があるの。最近、人間の中でその力を買ってくれた人物がいてね。連動して将来の犯罪者の芽を摘むミッションをスタートしたばかりなのよ。

・・話が見えないが。

私はその計画の斥候部隊。危険と思われる人間に近付き、その真偽を確かめる審査をするのが役割。そしてその審査に貴方は・・引っ掛かってしまった。

どうして!

私も最初は違うと思った。貴方は単なるメルヘンティックな人間だと思っていたわ・・あの性癖を見るまでは。

せいへき・・?

あのようなシチュエーションに感動、興奮するというのはね、本来考えられない事なの。常識で考えられるレベルを遥かに逸脱している。それが決め手、ね。

あ、いや・・だからっ!それは誤解だってのに!

・・残念。貴方は違うと思っていた。正常な男だと思っていたわ・・私は、貴方の事をとても気に入っていたのに・・裏切られた気分。

も、もうどうしようもないの?

・・ええ。仮にここで貴方が逃げたとしても、全世界に・・いえ、全次元に通達が行っているから・・

(ゼ・ゼンジゲン)

逃げられない。諦めて、刑を受けなさい・・

さっき・・「SSS級」って言ってたけど・・それって重いの?

最悪。

・・な。

・・危険度SSS、通称「エマージェンシー・トリプル・S」。現状で「次元最悪の刑」が待ってるわ。内容は・・御免なさいね、言葉に出したくも無い内容なの。

(真っ青)

・・はあ。もう少しこうして話をしていたいけど、もう時間が無いみたい。ゲートを開くわ




そう言ってターニアは次元刑務所へのゲートを開いた。・・なんつうか表現のしようもない程、どうしようもなく怖いものであったと想像していただきたい。




ぎゃあ!?魑魅魍魎ッ・・!?

さあ、罪を償ってきなさい。一体、何次元かかるか判らないほど・・途方もない、永遠とも呼ぶべき永い永い期間だけど。真面目に勤めを果たせば、それだけ早くに出所する事ができるから・・

い・いやだ。いやだいやだ!(「何次元」って・・怖すぎるぞオイ!)

そうしたら、また一緒に暮らしましょうね・・。

いやっいやっいやっ・・

去り行く貴方に、この言葉を贈ります。



やややややや・・


「最後はどうか、幸せな記憶を」


やだっいやだっ


「あるよ」


な・なにが!


「えいえんは、あるよ」


(わ、訳わかんねえ!)


「さようなら」


た、たすけッ・・









ぎゃあ・・・


















注・気分の悪くなった方、きっといる事かと思います。ただただ、申し訳ありません。

注2・この日記は決してマナマナシナリオを非難している訳ではありません。単なるギャグです。むしろ私は好きですし。

注3・私は妖精を見る事は出来ないし、お花畑を見た事もありません。予めご了承下さい。(ていうかもう既に読みおわっとる)

注・4心配しなくても、私は元気に健康な日常生活を営んでいます。どうかご心配のなきよう。

注5・でも頭のネジが数本抜けている事は確かです。



9月19日

一昨日、アメリカ大リーグが再開された。

アメリカ全国民にとって、いや全世界の人々に深い絶望を刻み付けたあの惨劇から一週間。未だ、様々復旧の見込みも立たないこの時期での大リーグ再開には、多くの否定意見があったという。


「アメリカがこんな状態なんだ。野球にうつつを抜かしている場合ではないのではないか」


「スポーツなんて見ている余裕なんてない。選手も、よくプレーする気になれるものだ。感心するよ。」

「このままシーズンが終ってしまうとメジャー機構も大損だからな。奴等も収益を上げる為に必死なんだろうよ」


そんな、多くの否定意見の中で行われた一昨日のピッツバーグ・パイレーツ対ニューヨーク・メッツ。

試合前に選手全員と観衆全員が今回の惨劇で被害に遭った人々に黙祷を捧げた。

その際、ニューヨークメッツのベテラン中継ぎ投手、ジョン・フランコ投手は感極まって泣き出してしまったという。

ニューヨーク消防隊、FDNY隊員である同投手の友人が、救助活動の際に行方不明になってしまったのだ。いくら仕事であるとはいえ、自分がニューヨークから遠く離れたピッツバーグにいなければならない事・・その涙は、その辛さから来るものだったのかもしれない。

しかしこのフランコ投手は試合の終盤に登板し、パイレーツ打線を見事抑えきった。

試合はメッツの勝利。

その時、ピッツバーグの観衆は「敵」であるメッツの勝利をスタンディングオベーションをもって称えたという。アウェイチームの勝利を称えるなど、本来では考えられない事だ。しかしここに私はアメリカ国民の一致団結を見た。ニューヨーク市民の多くも、このメッツの勝利に救われるものがあったと思う。



そして今日、イチローと佐々木を擁するシアトル・マリナーズが地区優勝を決めた。本拠で優勝を決めたのだから、選手も観衆も大騒ぎしてこの快挙を喜びあいたい所だっただろう。しかし、選手も観衆も神妙な面持ちだ。

選手は今まで多く積み重ねてきた「普通の勝利」の時のように、お互い抱きしめあい、言葉を掛け合っている。観衆もこの光景を、拍手でもって静かに祝った。ただひたすら、静かに。

そして選手全員がマウンドプレート付近に集まり、星条旗を掲げる。黙祷を促すアナウンスが流れ、やがて球場全体が静まり返った。

私も黙祷を捧げた。捧げながら、涙が流れた。

黙祷後、泣き崩れる選手が何人かいて・・それを見ながら、私も涙が止まらない。




今日の日記の冒頭にこの野球再開を批判する人の声をいくらか挙げたが、勿論肯定する意見もたくさんある。その中にマリナーズの一塁手、ジョン・オルルッド選手のこういう言葉がある。

野球が、今回の悲劇を完全に癒しきれるとはとても思っていない。でも我々の懸命のプレーを見て、励まされる人が少しでもいれば・・それは何よりも嬉しい事だ。

私もそう思います。少なくとも、私はこの試合に物凄いエネルギーと勇気を貰ったし、それはこの試合の観衆も同様であると思う。そして何より多くの被害者の方も、何万人もの人々の黙祷を受けて安らかに眠れるのではないかな・・そう願いたいし、そう信じています。

やっぱり、スポーツは素晴らしいと思う。偉大だと思う。野球を好きで本当に良かった。私は勿論、今回の野球再開を肯定します。









これ以上の悲劇は、絶対に起こしてはならないのだ。間違っても、核の威嚇発射などしてはならない。(今日の新聞の一面記事によると、タリバン政権がラディン氏引渡しの回答を引き伸ばしにしている事にアメリカが業を煮やし、核による威嚇攻撃をすると言うのだ。全く馬鹿げている!)暴力に暴力を上塗りしても、何の解決にもならないではないか。

確かに両者には長年積み重ねてきた、私の窺い知れない根の深い問題があるのかもしれない。これ以上のテロ活動を抑制する為にも、報復行動は必要・・それも分からないでもない。でもそれで、今回のようなテロ活動が無くなるか?無くなるどころか、増える一方だと思うが。

私は平和ボケと言われようが、無知な人間が唱える理想論と言われようが、両者話し合いによる平和的な和解、根本的な解決を願う。



9月18日その2(え

ネットサーフィンをやってる最中・・

私はとあるギャルゲーサイトに辿り着いていた。


ここだ。


皆さん。とにもかくにも、まずはこのサイトに行ってみて欲しい。




・・・。




行って来ましたか?


まあ・・私という人間をこのサイトを通じて理解なさっている皆様なら、私がここで何を言いたいのか既にお分かりになられている事と思いますが・・



一応、念の為言っておきます。




危険だ。

私の萌え本能がそう言っている。

「この作品は、危険だ」と。



SNOW 


ヤバイ。これは、ヤバイ。


プロローグを読んだだけで鳥肌が立ったよ。


次いでキャラクター紹介を見る。



ぐぉおおぉぉぉぉぉぉおおおお・・・・


一目惚れ。


さあ、私がどのキャラクターを気に入ってしまったか、分かりますか?当ててみてください。





っていうか、どう考えても旭だろう?


日和川旭だろう?(ど〜ん


>思い込みが激しい。
>世間知らず。
>暴走少女。
>元気だけが取り柄のトラブルメーカー。
>落ち着きもなく、中身が子供のまま。
>感情の起伏が激しい分、表情も豊か。
>身軽だが、ドジ。

>身長128センチ。
(何故そこが太字だ


全てがツボ。もうツボック。(ワケわかんねえ

加えて、同サイト内にある彼女のイベントCGに萌え萌え(特に雪合戦の方

あ〜俺もあさひと一緒に雪合戦してえよ

と、モニターの前で呟いている自分の姿が今から目に浮かんでいます。
とにかく、このスタジオメビウス製作のSNOW、私は大注目だ



9月18日

今日、本屋に行ってきました。行った理由は「資格の本」やら「就職の本」やら「職務経歴書の書き方」などという類の本を探しに行った・・という訳ではない。単に、エロゲー雑誌の

電撃姫

を立ち読みしに行っただけ。某N氏からの情報によると、この電撃姫にはアージュ期待の新作マヴラブの記事が掲載されているとの事。こりゃチェックしない手は無いだろう。と言うわけで近所の本屋へと出撃しに行ったのである。

店内。入り口付近に設置されていた「千と千尋の神隠し」の特設コーナーを余裕の表情で通過し、慣れた足取りで禁断の地へと一直線。そして電撃姫を目ざとく見付け、巻頭のマヴラブ特集を読み耽る。

読み耽る。

読み耽る。

読み耽る。

・・・。


何だ。


何だよ・・


何なんだよ!


何なんだよッ・・!?


今、胸に渦巻いている・・

このコスモ
(小宇宙)は、一体何なんだよ!?



だれかおしえてっ(とりあえずオチツケ







時は、君望の二ヵ月後。 舞台は、白陵柊学園。 茜、在学中。 モトコの妹が物理教師。

私の胸を焦がす、これらのキーワード。

そこから導き出される疑問・・

君望の、「どの」終結の二ヵ月後なのか。
・・新たな真実が、本作で明らかになるのか。

どのような形で、茜は登場するのか。
・・「あの」茜か。それとも「あの」茜か。いや・・もしかしたら、「あの」茜かも。 

モトコの過去が、本作で明らかになるのか。
君望では明らかにされなかった、モトコの過去が。

そして最も重要なのが・・
前作、その他の主要キャラが登場するかだ。遙、そして水月。可能性は低いが・・一瞬でもいいから、出てきて欲しい。

電撃姫によると、来月号でもこのマヴラブの特集をするらしい。流石だ、メ○ィアワークス!


そのあと、マブラヴの他に「あしたの雪之丞」や「リトルモニカ物語」や
「罪悪感〜お願い・・こんな姿見ないで」
(しかし物凄い副題だ。にもチェックを入れ、私はこの禁断の地を後にした。


続いてコミックコーナーにも寄ってみる。

・・行かなきゃよかった。コーナーには「MONSTER」「からくりサーカス」「サラリーマン金太郎」の最新刊と、「あしたのジョー」の関連書籍が私を

挑発

するかのようにボリューム陳列されていた。見事な手製POPも加わって、私の購買意欲をそそるそそる。


○バルよ・・良い売り込みっぷりじゃないか。これじゃあ、いくら金の無い者でも思わず手にとってしまうGOODな売り場だよ。


はっはっは、だが甘かったな。
こんの・・


ボケがッ

こういう事もあるかと思ってな、俺は予め財布を家に置いてきたんだよ!

どんなに客にアピールしてもなあ、その客に金がなけりゃぁ買えねえよ!

やーい、やーい、ザマァみろっ

また来月来るよ!電撃姫を
立ち読みしにな!何せ金が無いからよ、しょうがねえやな!

何せ5連敗中だからなヘッヘッヘ!
(えっ
書類選考万歳!圧迫面接バンザ〜イ!!



じゃあな!バイビ〜♪




・・・。





ふう(涙目)



男は心の中でそう暴言を放ち、涙ながらに本屋を後にした。

愛チャリに跨り、キィコキィコと家路につく。

さわぁ・・

未だに熱気を帯びながら、それでいて秋の到来を感じさせる柔らかい風。

その風が男の頬を優しく撫で、やがて・・涙を乾かせていった。








注:一見壊れているようですが、本人はいたって正常です
(多分

注2:この日記の後半部分に関する事を掲示板等で管理人に触れないようにして下さい。
っていうか触れるな。




9月16日

秋桜の空に

なにやらONEを彷彿とさせる出来らしい。

要注意人物:佐久間 晴姫


マヴラブ!

なにやら君が望む永遠の一章を彷彿とさせる出来らしい。
そんでもって涼宮茜が登場するらしい。

要注意人物:名も知らぬTOP絵の子


グリーン・グリーン


もう絵に一目惚れ。

要注意人物:朽木双葉




・・・・・。


うがああ!!



早くプレーしたいよぉぉおおお!!!!



終わり
(何だソリャ






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