ドラクエ2冒険日記D


いやあ・・・・死にまくりました。死にまくりましたよレベル上げのくせして。内訳を紹介しますか?ビビリますよ?

<それぞれの死亡回数>

くえすと:22回(通算40回) 
アーサー:48回(通算76回) 
マリア:28回(通算42回)

<全滅回数:17回 通算27回> 

全滅要因は以下。

ブリザードのザラキ 8回
デビルロードのメガンテ 5回
ドラゴン×4 3回 
アークデーモンのイオナズン 1回

こんな感じです。どんなもんでしょ。今までの冒険における死亡回数の実に半分以上、ここで死んだ事になりますね。しかし・・それだけ死にまくった甲斐はありました。
3人は目覚ましく成長しましたよ。特にアーサー。何とザオリクとザラキを習得しちゃいました。これで勇者の末裔の名に恥じない力を身につけたというものです。・・さあ行くぜ!今こそ!世界を魔の手から救う時ッ!!いざ、ハーゴン城に行かん!!


と意気込んでハーゴン城に向ったはいいが、モンスターから逃げまくるくえすと一行。だって祈りの指輪が無いんですもの。MPの無駄な使用は禁物、命取りですよ。
といってる間に到着。ルビスの加護を受け、ハーゴンのまやかしを解く。そして十字架の中心に立ち、おもむろに邪神の像を掲げる!


邪神の塔に到達。


ここがラスト。最後の戦いの場だ。迫り来る敵から逃げまくり、目指すは塔の最上階!そしてハーゴンが差し向ける第一の刺客、中ボスのアトラスが現れた。オレンジ色のギガンテスですね。こいつのいやんな所は何と言ってもその恐ろしいまでの馬鹿力。それに加え二回攻撃してくるものだからさあ大変。だがたくましく成長した勇者達を倒すまでには至らない。緒戦で撃破。

次。第二の刺客はバズズ。ピンクモンキー。こいつとの戦いは絶対長引かせてはならない。なぜならこいつはあの反則呪文、メガンテを唱えるからだ。おそろしや、あなおそろしや。・・しかし!!なんと、くえすとの会心の一撃であっさりと撃破!さすが・・頼りになるぜくえすと・・・

第三の刺客はベリアル。アークデーモンの黄色バージョン。こいつも強い。しかし。お前には致命的な弱点がある!




ザラキで瞬殺。

悪いな・・・・姑息な手段ではあるがこの後には「奴」が控えているんでな。ここで足止めを喰らう訳にはいかないんだよ。そしてついに辿り着いた最上階。ハーゴンがなにやら不気味な儀式を行っていた。構わず話し掛ける。

だれじゃ? わたしの いのりを じゃまするものは? おろかものめ! わたしを だいしんかんハーゴンと しっての おこないか!? ならばゆるせぬ!」




戦闘開始!!



くえすとのこうげき! 
かいしんのいちげき! 

ピシーッ!
←アトラス以降、ダメージを与えるとこういう効果音になるんですよね 
ハーゴンに 
(興奮のあまり何ポイントか覚えて無し)ポイントの ダメージをあたえた!!
ハーゴンを やっつけた!




一閃。
またしてもくえすとの会心の一撃が炸裂。大神官ハーゴンはものの2ターンで沈んだ。くえすと、覚醒。おまえ、やっぱサイコーにガイだよ。


「お おのれ くちおしや・・。このハーゴンさまが おまえらごときに やられるとは。しかし わたしをたおしても もはや せかいは すくえまい!わが はかいのかみ シドーよ!いま おまえに いけにえをささぐ!」

何とハーゴンは自ら生贄となって悪霊の神、シドーを目覚めさせた!



シドー、現る。




おお。





滅茶苦茶カッコいい!そしてデカイ!!あまりにデカくてウインドウが隠れてマリアの残りMPが見えん!!しかしビビってばかりはいられない。ラストバトル、開始!!




・・・それは激しい、本当に激しい激しい戦いだった。シドーの吐く炎は何と70ダメージオーバー。何とか回復に努めるが次々と吐いてくるので回復がまるで追いつかない。くえすととアーサーが力の盾で自己回復、マリアがベホマと、常に後手に回らざるを得ない。しかし、いくら何でも防戦一方のままではいつまでたっても敵を倒す事など出来やしない。それにこのまま耐えつづけてもいつかは誰かが倒される事だろう。しょうがねー、ここは自分たちで流れを呼びこまなくては!!それまで防戦一方だった三人は遂に攻撃に打って出た。


まずはマリアがルカナンを唱える。シドーの守備力を約40下げる事に成功。次いでアーサーがベホイミでくえすとの傷を癒す。シドーの攻撃は二回攻撃でくえすとを連続攻撃!!!!!・・・アーサーのベホイミが一瞬でも遅れたら・・俺は心底恐怖した。しかし辛くも生き残ったくえすとがマリアのルカナンで抵抗力が弱まったシドーを切りつける!


よし、リズムがでてきたぞ・・しかし、くえすとの残りHPは約20。一発でも喰らったらお終いだ。だがここで引く訳には行かない。引き続きくえすとは攻撃、アーサーはベホイミ⇒くえすと、マリアはルカナン。マリアのルカナン、またしても成功。続いてくえすとが切りつける!!




・・・・前回のターンとは段違いのダメージだ。
そしてアーサーがベホイミでくえすとを回復!!ああ、間に合った!!アーサー、お前は素晴らしい!!だがしかしッ!!シドー、またもくえすとへ連続攻撃。




くえすとがとうとう倒れてしまった。




・・だがまだ諦めないさ。シドーだってもうすぐ限界のはず。アーサーはザオリク⇒くえすと 、マリアはベホマ⇒アーサー。・・・祈るような気持ちだ。勝たせてやりたい。何とか勝たせてやりたいよ。




シドーの攻撃に先んじて、マリアがアーサーをベホマで回復!!

ふ・ふうう・・心臓に悪い。シドーの攻撃!!一発目をアーサーが喰らう。あ、ああ。ここで二発目をアーサーが喰らったらもうお終いだ。


しかし二発目を喰らったのはマリアだった。




マリア、死亡。





俺には、マリアがアーサーを庇ったように思えた。


「ザオリクを唱えられるのはあなただけ。後はあなたに任せたわ。くえすとが生き返ったら・・そうしたら今度はくえすとに任せましょう。この世の未来を、くえすとに託しましょう。」(注:妄想




そう言ってアーサーを庇い、マリアは逝った・・・・




俺には、そう思えた。


「マ、マリア姉さん!!・・・・・・駄目だ。泣いている暇なんて無い。今はまだ倒れる訳には行かないんだ。なんとしても兄さんを生き返らせて・・・・倒れるのはそれからだ。」(注:妄想




・・守られたアーサーはザオリクを唱える。



そして・・・くえすと復活。




この時点で俺の涙腺は決壊寸前だ。次のターンは・・・どうする?回復を取るかあくまで攻撃的に行くか。・・・二人は後者を選んだ。くえすとが攻撃、アーサーがベホイミ⇒くえすと。くえすととアーサーは、どちらもこれ以上攻撃を受けたら間違い無く倒れる。

頼む先に・・先に動いてくれ!!






アーサーがくえすとを回復ッッッ!!!






ま、まただ。




また間に合った。
























くえすとの攻撃!!


ヒット!!!ピシーィ!!


こ、これで倒れてくれ!頼む!頼む!



・・しかし!!!シドーはまだ倒れない!
そしてシドーは紅蓮の炎を吐いた・・・・・




アーサー死亡。




くえすと:HP11。アーサー:死亡 マリア:死亡。
泣いても笑ってもこれが最後のターン。
くえすととシドー、どちらが先に動くかで勝負が決まる。




そして。






くえすとのこうげき! 

 
シドーに 89ポイントの ダメージを
あたえた!!


シドーをやっつけた!!
 





どこからともなく うつくしい こえが きこえる・・・・。




ルビス様 「はかいの かみ シドーは しにました。これで ふたたび へいわが おとずれるでしょう。わたしは いつも あなたたちを みまもっています。おお カミよ!わたしのかわいい しそんたちに ひかりあれ!・・さあおゆきなさい。」




町の娘 「ああ!あのハーゴンを たおせる おかたたちが ほんとうに いたなんて!
ゆめみたいですわ!」

悪魔 「キイ キイ・・・・」

じじい 「あなたがたの おかげで ふたたび へいわが もどりました!」

兵士 「あなたがたこそ まことの ゆうしゃです!」

街の男 「もう ハーゴンは いないんですね!?もう おそれなくていいんですね!?」

デルコンダル王 「わしは つよいものたちが すきじゃ! よくやった!くえすとよ!」

サマルトリア王女 「おにいちゃん やったじゃない!あたし みなおしちゃった!」

サマルトリア王 「ロトのちすじが ちからをあわせ ふたたび へいわをとりもどした!こんなうれしいことは ない!わが むすこ アーサーも よくやった!さあ くえすとどのを ローレシアまで おつれせよ!」

ムーンブルク王 「ひかりが みえる・・。あれは てんごくへの とびら。ありがとう ありがとう・・。」

ローレシア兵士 「さあ はやく おうさまの もとへ!」





アーサー 「さあ いきなよ。」





マリア 「なーに?てれるなんて あなたらしく ないわよ。」





ローレシア王 「おうじ くえすとよ! さすが わがむすこ! ロトのちすじを ひきしもの!
いまこそ おまえに おういを ゆずろう!ひきうけてくれるな?」


⇒ はい
  いいえ



ローレシア王 「ローレシアの あたらしい おうの たんじょうじゃ!
さあアーサー おうじも マリアおうじょも こちらへ!」






この道わが旅、始動。









・・すいません。これからあとのセリフを書き留めることはとても出来ませんでした。涙で画面が見えんかったのです。もう胸がいっぱいです。それはあの曲が流れたからです。そう、「この道、わが旅」が。泣けました。素で泣けた。




胸を焦がすこの
熱いメロディー



凄く優しくて、懐かしくて、それが嬉しくて。






何とも言えない郷愁感に見舞われています。


だって、どうしようもないよ。こんな感動って、他にあるかい?

あるわけねえよ。
(注・管理人錯乱中)


思えば、これを最初に聞いた時も涙が溢れて溢れてしょうがなかったな・・・皆さんはどうでした?この曲を聴いたときにどう感じましたか?これ読んですこしでももう一度プレイしたくなった方、どうかプレイしていただきたい。絶対、保証付きで感動出来ます。この曲を聴いたとき、熱い涙が流せます。でもね、GB版やらSFC版ではだめ。FC版の、この古臭い音源でないと。13年前に受けた感動とはまた違った感動があります。少年だった頃の記憶が蘇りますよ。そして蘇った瞬間に、
ぶわあっ
と涙腺が大決壊を起こすのです、今の私のように。

そしてクリアしたらこの詩を噛み締めてみてください。なんとも言えない、センチな気分にさせられます。くさい詩もたまにはいいもんです。噛み締めるように味わってください、この素晴らしい詩を。


「こ
の道わが旅」 
作詞作曲:すぎやまこういち様

少年時代の 見果てぬあの夢
今でも心に 抱き続けてる
いま 朝焼けの空を 見上げて
しきりに この胸 疼かせる
履き潰してきた靴の数と
同じだけの 夢たち
時には見失って 探して
やがて追いつき・・・

この道 わが旅 果てしなく続く
出会いと別れを 繰り返しながら
今 夢を熱く燃えたぎらせ
明日へ 明日へ 歩き出す

少年時代の 見果てぬあの夢
今でも心に 抱き続けてる
いま 星空の下で たたずみ
はるかな想いを 抱きしめる
温もり続けてる夢たちと
影法師が道連れ
雨も風も日照りも嵐も 
友達だった・・・

この道 わが旅 果てしなく続く
出会いと別れを繰り返しながら
今 夢を熱く燃えたぎらせ
明日へ 明日へ 歩きだす







・・・え?シドーと戦っているくだりから何を書いてるかさっぱり訳がわからない?







そんなの、ハートで感じてくださいよ。

さあ管理人が最高に無責任な発言を残した所でドラクエ2冒険日記はお終い。
次はドラクエ4。・・・冒険の書が消えるのはもうやだよ?

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