DQ4冒険日記M
お久し振りです。長らく凍結してたDQ4日記、ここに再開致します。 え〜、「事情」を知っている方へ。 ツッコミは却下です。 (いや、っていうかギャルゲーもやってるし「何を今更」って感じですが。) PS版をクリアして、更新意欲が異様に出てきてしまって、どうにもこうにも止められなかったわけです。 さ・・、言い訳はこのくらいにしておいて・・ 冒険日記の内容はFC版のままで行きます。まあ途中でPS版の事について触れる機会があるかもしれませんが。 では、再・開! ピサロとロザリーの夢を見た勇者一行。 その内容と、メンバー全員が同じ夢を見たという不可思議な現象に気を取られながらも一行はイムルの村を出、バトラント城に赴く事になる。天空の盾を入手する為だ。 バトラント城。 城に着いた一行は早速、天空の盾を譲ってもらうべくバトラント王の元へ。世界を救うためだ。その盾、譲ってもらおうかと脅しを掛けたはいいがなんとこの馬鹿王の馬鹿祖先は盾をガーデンブルグ城の女王に献上してしまったと言うのだ。 ・・聞けば、このガーデンブルグは女だらけの国だとか。どうやらそれにこの好々爺(の祖先)は色ボケしてしまった、と。 ちっ、全くとんだ無駄足だったぜ! という訳で一行はガーデンブルグへと急行。海路で大陸一つをぐるっと廻り、やっとの思いで未開の地、ガーデンブルグ大陸へ。さあて、やっと盾を手に入れられるぜ!後は剣を探し出せば、 俺は世界でただ一人の天空の勇者となる! しかあし。 険しく切り立った岩場が、そう意気込むくえすとの行き場を遮った。・・どうやら、盾を手に入れるためにはまだまだ遣り残している事がありそうだ・・ えーと、次ぎは何をすればよかったのでしたっけ・・ ・・・。 うーん・・ 十年前だから、さすがに忘れてしまっていますね。 ううぅうん・・ ・・ん? あ。 そうか。 そう言えば、バルザックの事をすっかり忘れていました。 前回、圧倒的な大敗を喫して「こりゃ時期尚早」と後回しにしていたバルザック討伐。しかし、あれから旅を続けたくえすと達はあの頃とは比べ物にならないくらいに力を付けた。レベルも上がった、天空の鎧や兜も手に入れた・・よし。バルザックは確かに強い。それは認めよう。しかし!今の彼らなら勝機もある筈!少なくとも勝負にならない事は無いはずだ! ふぅ、いきますよ? マーニャ!準備はいいか! 「オッケー。ようやっと・・父さんの仇を討つ事が、出来る・・のね」 怖いのか?震えている。 「ううん、昂ぶっているの。アイツをブチ倒して、父さんの恨みをやっと晴らす事が出来る。そう考えるだけで・・」 ・・・。 「興奮するわ。どうしようもないくらいに興奮してるの。この胸の昂ぶりを、そのままアイツにぶちまけてやる――今はその事しか、考えられない」 少し暴走気味なのが心配だが・・いいだろう。君は、そのくらいが丁度いいのかもしれない。 「さあ来なさいバルザック!あたしが、盛大に燃やしてあげる!」 ミネア、行けるか! 「はい、いつでも。後方援護は私にお任せください」 ミネアはいつも冷静だな・・さすがだ 「フフ・・そう見えますか?」 ・・・? 「いつもだったら・・姉さんの暴走を止めるのは私の役目なのですけれどね。でも今は、少しムリみたいです」 ミネア・・君も? 「はい。私も姉さんに負けないくらいに燃えていますから」 ヤレヤレ、しょうがないな。でも、今の君たちは「暴走」というより「充実」していると表現したほうが適切かな。・・実にいい表情(かお)をしている 「ふふ、有難う御座います。それにムリして止めようとしても、今の私たちは・・止まりません」 止めに入った俺が怪我するかもしれないって言いたいのかい?はは、それはそれで怖いな。分かった・・君たちに任せる。 「はい。勝ちましょう、きっと!」 よし、残るはアリーナ・・君だ! 「まかせて!サントハイムを代表して、バルザックはわたしがぶっとばしてあげる!」 「ア・アリーナ様!ダメです!あんな怪物を相手にするなんてっ!ここはわたくし、クリフトが行かせて頂きま・・ 「クリフト。止めても無駄。わたしが行くの」 「でも・・でも、でもっ」 「ずっと前から、みんなの仇を討つのは自分と決めてたの。サントハイムが滅ぼされたのはわたしの責任。じゃあ、せめてもの罪滅ぼしとしてお城を奪還するのはわたしの義務じゃない」 「な・・ま、まだその様な事を言っておられるのですかっ ですから、全てをご自分のせいにするのはお止めくださいとブライ様があれほど・・ 「じゃあ言い方を変える。サントハイム王女としてあなたに命令します。あなたは残ったみんなと共に、城外におけるパトリシア警護の任に就きなさい」 「な・・」 「それと同時に後方からの追手を防ぐ事。私たちがバルザック戦に集中するための、これも重要且つ危険な任務です。心して懸かるように」 「あ・・あ」 「わかった?」 「う・・で、も・・」 「わかったら、退きなさい!」 「!・・は・・い」 あ〜、肩を落として去っていくよ・・いいのか?クリフト大分落ち込んでるみたいだけど 「うん、分かってる・・・・・・ねえ、クリフト!」 「え・・・・は・・い」 「いつもいつも心配してくれてありがとう、とても嬉しかった。私はクリフトを信じるから、クリフトもわたしを信じて。サントハイムはわたしたちのものよ!だから絶対取り返そうね!」 「・・・・・・・・は、はい!分かりました!このクリフト、姫より仰せつかった使命を必ずや果たして見せます!アリーナ様もどうかお気をつけて!では、行って参ります!」 タッタカター さすが・・クリフトの扱い方は熟知している訳か 「あはは・・そういうわけじゃないけど」 アリーナ、君にはいつものように先陣をきって貰う。俺とミネアが援護するけど、くれぐれも気を付けて 「分かってる!」(お父様・・見ててね!) よし、じゃあ行くか!城外とパトリシアはみんなに任せて、城内の敵は俺たちが全て撃退するぞ!もちろん・・バルザックも含めてな! 「くえすと!」 「くえすと様!」 「くえすとくん!」 行くぞ!! くえすとを先頭に、4人は気合を入れて入場!迫る雑魚敵、もはや敵で無し!圧倒的な強さで突き進む!ミステリードール、死霊使い、ベホマスライム、サイ男・・てんで相手にならないぜ!一行は全くの無傷でバルザックの目前に辿り着いた! そして躊躇いもなく突っ込む! 戦闘・・開始っ・・!! “みんながんばれ”!オラ行けえぇえッッ えー、戦法はキングレオ戦と一緒です。くえすととミネアは回復役。ミネアは回復する仲間の優先順位がはっきりしているので、非常に戦い易いですね。とにかく 勇者→マーニャ→他キャラクター→ミネア で徹底している。それは、自分がどれだけ傷付いていようとです。自分があと一発で倒れてしまう状況でも、仲間たちのHPが半分以下だったらまず間違いなく仲間を回復する。 ・・・。 くッ(目頭を抑える) ああ、何ていい子だろう(呆)自己犠牲を地で行く彼女は、正に女神。だから迷うことは無い。くえすとはとにかく回復対象にミネアを選択していればいい。魔法がかち合う事はまず無いです。でも彼女はいかんせん、体力が無いですからね・・ はい、ミネアのHPは異様に低いです。 只今パーティー内独走中。扱いやすいのはいいが、このひ弱さがどうにも痛い。これではクリフトを選ぶプレイヤーが多いのも頷けます。バルザックなんて全体攻撃してきますから、彼女はヤツの攻撃後には必ずと言っていいほどこの色になっとりました。でもそれはそれでミネアの個性。 愛があればカバーできます。(出来ない場合もままあるが) 隣人愛溢れる儚きジプシー。ミネアはやっぱり最高です。 んでもってアリーナは猪突猛進。黙ってても会心の一撃を連発してくれる。本バルザック戦でアリーナは4回のクリティカルヒッツを記録しました。 実に、4回。 彼女の存在自体がゲームバランスを崩壊させています。 強さも可愛さも圧倒的。 アリーナ最高。 爆炎娘マーニャは現状の最強呪文であるメラミを連発、バルザックのHPをがんがん削っていってくれた。安定して80〜90のダメージを与えますからね・・総ダメージ量ではアリーナにも引けを取っていません。 そしてバルザックの息の根を止めたのは彼女でした。 自身とミネアが瀕死の中 アリーナ四回目の会心に続いての・・ トドメの業火! バルザックの野望を潰やし、そして同時に念願であった父エドガンの仇を討った瞬間。願ったり叶ったりの展開に、俺、思わずガッツポーズ!熱かった・・これは最高に熱いバトルでしたよ。 マーニャ、お前も最高。 「そ・・そんな バカな・・・。カンペキなはずの わたしの からだが うちのめされるとは・・・。だが しんかのひほうがあるかぎり わたしは・・ぐふっ 」 ドラクエお約束の断末魔を残し、倒れるバルザック。しかしそこに三匹の魔族が突如として現われ、以下の言葉を残して姿を消していった。 「じっけんは しっぱいだったようだな ピサロさまに ほうこくせねば」 「しんかのひほうを かんせい させるには やはり おうごんのうでわが ひつようなのだ。あんこくのちからを ぞうふくさせる おうごんのうでわが!」 「おうごんのうでわを てにいれ しんかのひほうを カンペキなものと したとき・・・そのときこそ わが しゅぞくの あんこくの じだいが こようぞ!」 黄金の腕輪。二章で出てきた名前で正直忘れかけていたが、まさか進化の秘法に関わるモノだったとはね。 この後、城の宝物庫で「あやかしのふえ」と「マグマのつえ」を入手した一行は、天空の盾を手に入れるべくガーデンブルクへと再度向う。 続く。 戻る |