ドラゴンクエスト4冒険日記

ドラクエ4といえば・・
・5章立て、オムニバス形式のシナリオ構成
・個性ある8人の主人公達
・シリーズ初のAI戦闘
などが出てくると思います。
でも後もう一つ、私が挙げておきたいのが魔王の存在感の強さ。
デスピサロですね。彼はシナリオにひじょ〜に大きく関わってきます。
私にとってそれまでのラスボス(竜王、ハーゴン、シドー、バラモス、ゾーマ)というのは
最後の最後にぽっと出てきて、勇者に倒される為だけに出てくる・・
そんな薄い印象だったのだが、ピサロは最初から最後までシナリオの根幹、中心部分にいたような覚えがあるんですね。
そう、それはもう主人公格と言っても過言ではないほどの存在感があった。
今までの敵と違い、ただ支配欲を満たす為だけの破壊行動ではなく、彼には彼なりの理由があって
人間を滅ぼそうとする。しかもその理由というのが切なくて
当時中学生だった私は何とも複雑な思いで本作を遊んだ記憶がありますね。

まあドラクエで唯一後味が悪かったゲームと言う事で頭の中にインプットされてた訳です。

で・・最近、ドラクエネタでHPを更新している際に何故だか、急に、ど〜しようもなく本作がやりたくなった訳でありまして・・・

10年以上経った今、このゲームが今の自分の心にどう感じられるのか・・・結構楽しみ。

それではドラクエ4、妄想冒険日記開始。

第一章 王宮の戦士たち

☆一章のあらすじ

・最近街の子供が消えると言う奇怪な事件が多発していた為、バトラント城の戦士ライアンが調査に乗り出した。

・「人間になる事」を夢見るホイミンという魔物を仲間にしたライアンは調査を続ける内、イムルの村の西方にそびえる塔が怪しいと判断、空飛ぶ靴を使いその塔に踏み込む。

・塔の内部を探索するうちにライアンの同僚の戦士が倒れていた。彼の話によると、世界のどこかで地獄の帝王が復活しつつあるとのこと。
反面、その帝王を滅ぼす勇者も育ちつつあるらしい。

・今回の誘拐事件には勇者の存在を恐れた帝王が、勇者をまだ子供のうちに見つけ出し、殺そうという画策があったのだとその戦士は言う。

・その事実を知り先を急ぐライアン。塔の最下部には姿を消した子供達と事件の犯人、ピサロの手先と名乗る奴が。

・ライアン、ピサロの手先を破邪の剣で倒す。しかし手先は「きっと他の魔物が勇者を探し出し、殺すだろう」と不吉な事を言って滅ぶ。

・事件は一応の決着を見たが戦死した同僚とピサロの手先が遺した言葉が頭から離れないライアンは勇者を探す旅に出ることを決意するのであった。

一章〜終了〜

・・・はしょりすぎ?まあ本章のキーワードは「地獄の帝王の復活の噂」「地獄の帝王を滅ぼす勇者」の二つ。この二つを押さえておけば間違いは無い。
どうですか・・・だんだん思い出してきましたか?
では二章へ。まずはプロローグから。
あ、一章に比べてかなり長文になります。・・・だって、アリーナさんがでてきますからね・・・


第ニ章 おてんば姫の冒険

むかしむかし あるところに アリーナ姫 という それはそれはおてんばな おひめさまがおったそうじゃ。
そのくにのおうさまは ひめのおてんばぶりに あたまをかかえるまいにち。 あるあさひめをよびつけたのじゃ・・・


サントハイム王がアリーナを呼びつけた理由は「お前は姫なのだからもう少しおしとやかにせんか」と叱るため。
しかしアリーナは聞く耳持たない。何とか城内の監視の目を盗み外へ出ようとする。
・・・そう、彼女の異名はおてんば姫なのだ。聞き分けが悪い。
・・・・・。
それにしても、おてんば姫ってなんかいい響きだな・・・どう、おてんばなのかな。
・・・くそッ!また妄想が・・・・!!
さ・さて・・彼女の暴走を止められないと諦めた側近のブライ、彼女に淡い恋心を抱く青年神官クリフトは
彼女の冒険に付いていく事にする。

三人の冒険は順調に進んだ。旅の進路を北に取り、テンペ村を経てフレノールの町へ到着。
フレノールで起こった偽姫の誘拐騒動もアリーナたちが犯人側に「黄金の腕輪」を差し出すことで解決する。

この後、この黄金の腕輪がドラクエ史上最たる悲劇の発端になるとは予想だにしないアリーナたちだった。

意気揚揚と進む三人。次の目的地は砂漠のバザー。ここでまた事件が。
今度の事件はなんとサントハイム王の口が聞けなくなったとのこと。しかしこの怪事件もさえずりの蜜を使うことで解決。
王は口を聞けるようになった。
王によると、地獄の帝王が復活すると言う不吉な夢を見たとたん今回の不思議な症例が出たとの事。

何か悪い事が起きようとしていると危惧した王はアリーナたちに事の真相を突き止めるという名目で冒険に出る事を正式に許可。
三人は武術大会が開催されているエンドールへと到達した。

・・・・ふう。説明的な文章は肩がこりますね?さあここからこれまでの鬱憤を晴らすかのように妄想爆発で行きますよ。

まずはさえずりの塔で出てくるエルフ姉妹を紹介。

「きゃ!あなたたち にんげんね!?リース! かえるわよ!」
「はい おねえさま!」
「あっ いけない!くすりを おとしちゃった!」
「いいわよ そんなのっ さあはやく!」

細かい事は言いません。今はただこのリースという娘の名前を覚えておいて下さい。

さあ武術大会開幕。ていうか既に開幕していた。
噂によるとデスピサロという男が悪魔のような強さで連戦連勝、大会の注目の的らしい。
遅ればせながらアリーナも大会に乱入!闘技場へ!
闘技場内では何ともいえない、胸を躍らせる曲が流れる。

胸が・・・高まってきた・・・・
現在アリーナのレベルは12、鉄の爪を購入して準備万端!!いざ!!参・戦!!

一回戦の相手はミスター・ハン。
ん〜、楽勝。「このアリーナ様の足元にも及ばないわ!出直してきなさい!」

二回戦、ブーメラン使いのラゴス。
辛勝。「ちょっとヤバかったわね・・・・」

三回戦、ビビアン。
か、可愛い!!何故かバニールックのマジシャンだ!
しかしアリーナ、ヒャドの連発を喰らって大苦戦。
だがアリーナも懸命にビビアンの体力を削っていくッ
ここで!ビビアン、ベホイミ詠唱!マジ?
しかしMP切れ!おーっと、そのスキを見逃さず、アリ〜ナアタァーック!!粉砕。
「私に喧嘩を売るなんて、強さでも可愛さでも100年早いわ!」

四回戦はサイモン!全身を甲冑に固めた見るからに手強そうな戦士だ!
強い!!流石に強いッ!
力、ディフェンス力が今までの敵の比じゃない。
しかしアリ〜ナ善戦!頑張れ!頑張れ!!殴り!!殴られ!!追いつ!!追われつの!!熱戦!!熱戦!!!だいねっせ〜ん!!!!
よし、粉砕!されたぜ!「あーもう!悔しいわ!再挑戦!再挑戦よ!」

めげないアリ〜ナ、薬草買い込んで再挑戦!
しかしサイモン、イキナリの痛恨の一撃ィ!
しかしアリ〜ナ、何とか薬草で回復に努めるッ!!

苦しい・・・・・・・
苦しい戦いだ!!!
でも・・・・・・
同じ相手に二度も負けるなんて!!!
私の・・・・
プライドが!!!
サントハイムのプリンセスとしてのプライドが!!!
ゆるさない・・・・・・
のよ!!!!!!!


アリ〜ナ、残りHP9で最後の一撃がヒット!倒れた!!倒れた!!!
撃沈!サイモン撃沈!!劇的!劇的!大逆転だ無茶苦茶熱いじゃないかコンチクショウ!
さすが・・・姫!俺だけの・・・アリーナ・・・・!!!

「やった・・・・やったわ!!クリフト!!ブライ!!私・・・私ッ!!勝った!勝ったわ!!勝ったの!!」
「あ・・アリ〜ナ様!!姫さま!!わたくしはわたくしはっ!!
このクリフト、感謝感激雨アラシ・・・・・・・・・・・・・え・・・・・・・・・なんだこれ・・・?」


「これは・・・・・・」



「なんという光景じゃ・・・・・・・・」



「アリーナ!!アリーナ!!アリーナ!!アリーナ!!」


いつのまにかッ・・・!!




観客のみんながッ・・・!!




アリーナにッ・・・!!




熱い声援をッ・・・!!!!




送っていたッ・・・!!!!


スタンディ〜ングオベーショ〜ン。



「アリーナ!!アリーナ!!アリーナ!!アリーナ!!アリーナ!!」


「み・・・ミンナ・・・・・・ありがとう!!!みんな本当にアリガトウ!!!!!」

ドグォーーーーーーーーッッッ!!!

スタンディングオベーションに愛らしい笑顔で応えられた観客は喜び勇んだ。男勝りの強さにこの愛嬌。
誕生だ・・・・・・・・ニューヒロインの誕生だ!!!彼女はサントハイムからやってきた、史上最強の女の子!!!!
パシャパシャパシャ!!!津波のようなフラッシュの洪水が彼女を襲う!!!
10万人を超える観衆の全てが劇的な勝利を収めたアリーナに賛辞を贈った!!

「アリーナ!!アリーナ!!アリーナ!!アリーナ!!アリーナ!!アリーナ!!」



・・・しかしこの写真が表紙に使われることは無かった
サイモンとの死闘に全てを出し尽くしたアリーナは
続く5回戦ベロリンマンにウソのようにボロ負けした――――


「修行!修行よ!!鍛え直し!!」
・・レベルアップに励むアリーナであった。


・・30分後。
アリーナは一段と強くなっていた。
レベル+3、HP+25、力+14・・・勝てるはずだ・・こんどこそ。

「ベロリンマン!!待ってなさい、今行くわ!!私に二度の、負けは無い!!」

再・挑・戦!!




(注・この先、NBAの試合前の選手紹介を見たことが無い方はさっぱり訳がわからないと思います。)





―――――試合前、エンドール・スタジアム内。

ザワザワザワザワザワザワザワ・・・・・・・・・・・・

ざわめく観客。みんな、この一戦を待っていた。世界一強い女の子の再挑戦を、待っていた。

ザワザワザワザワザワザワザワ・・・・・・・・・・・・

その時、緊張で満たされたその静寂をアナウンスコーラーが打ち破った。

「エ〜〜〜ンナ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ウ・・・・・・・・ウェルカムトゥ〜〜ザ ナントカカントカ セミファイナァォルゥ・・・・」

ウオ―――――・・・・・!!!←やや興奮しかけの観衆

「ビトウィ〜〜〜〜〜〜〜〜ン ザ・ベロリンマ〜ン・・・・・・・・」







ブゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!!!!
←大ブーイングの観衆

大ブーイングに不満げなベロリンマンが登場。更にブーイングの声が高まる。





・・・その時ッ・・・!!!





ズンズンダンダカズダガンダ!ズンズンダンダカズダガンダ!
ズンズンダンダカズダガンダ!ズンズンダンダカズダガンダ!






会場内にッ・・・!!



ビートの効いたロックがッ・・・!!



鳴り響きッ・・・!!!


ドッパーーン!!ドッパァァァァン!!!



花火が一斉に爆発ッ・・・・!!






誘発されるようにッ・・・・!!!







カクテル光線がッ・・・・!!!






会場内を埋め尽くしッ・・・!!!






駆け込んできたチア・ガール達がッ・・・!!!






狂ったように踊りだすッ・・・!!!!!







続けてッ・・・・!!!!






アナウンス・コーラーが絶叫ッッッ・・・・・・・・!!!!!









大絶叫ッ・・・・・・・!!!!!!!!!!!!





「ア――――――――――――――ンド YOUR!!!!!!
ビューティガ――――――ル!キュ――トゥガ―――――ル!
エ――ンド ストロォ―――ングプリンセ―――――ス!!!」



オオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!
 
←次第に歓声が大きくなってくる観衆






「フロ〜ム サントハァ――――イム!!!!

カモン!!!!

プリンセ―――――――――――――――――――――――――――――――ス、
アーリィ―――ナァァァァァァァァァァァッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」





アリーナ登場ッッッ・・・!!!!!





その時ッ・・・・・!!





エンドール・スタジアム
20万の観衆全員がッ・・・・・!!!





狂乱したッ・・・・・!!!!!




ドグォォオオオオオオオオオッッッッッ!!!!!


アリーナ!!!
アリーナ!!!
アリーナ!!!
アリーナ!!!
アリーナ!!!
アリーナ!!!
MVP!MVP!

MVP!MVP!
MVP!MVP!
MVP!MVP!







会場内ッ・・・!!!


アリーナコールとッ・・・!!!


何故かMVPコールがッ・・・!!!


耳をつんざくような大音響でッ・・・!!!


響き渡ったッ・・・!!!!



響き渡っていたッ・・・!!!






「な、なにコレ?なんでみんなこんなに騒いでいるの!?」
「あ・ありーなさま・・・このクリフト、今猛烈に感動していますッ!姫様を応援する為に、こんなにも多くの人間が集まってくるなんて!!」
「まあ・・・この観衆の事は気にせずに、思い切り戦ってきなさい、姫・・・」
「ブライ・・・・うん、わかった!私、思い切り戦ってくるね!!」

コロシアム中央で睨みあうアリーナとベロリンマン!セミファイナル・・・・・・・・・・・・開始ッ!!

ズバシュ!!!

圧勝ッ・・・!!アリーナ圧勝ッ・・・!!

5秒ッ・・・・!!試合開始・・・5秒でッ・・・・・・・・!!!

アリーナの飛び膝蹴りが・・・・・・一閃ッ・・・・!!

興奮ッ・・・・!!興奮ッ・・・・・!!場内・・・・・大興奮ッ・・・・・!!

失神者・・・・・多数ッ・・・・・!!

天晴れッ・・・・!!!天晴れッ・・・!!



アリーナ!アリーナ!アリーナ!アリーナ!
アリーナ!アリーナ!アリーナ!アリーナ!

MVP!MVP! MVP!MVP! MVP!MVP! MVP!MVP! MVP!MVP!


「ありがとう!!みんなありがとう!!みんなのお陰ッ!みんなのお陰だよッ!!」

ドグォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!










妄想終了。・・・・疲れた・・・・こんな疲れた妄想は初めてだ・・・中途半端だけどもういいや。
え?なんでこんなに興奮しているのかって?いや、今さっきNBAプレイオフのシクサーズ対バックス第5戦を見てまして。
これがまた凄い試合だったんですよ。
辛抱溜まらず、その興奮をそのままキーボードにぶっつけた次第であります。
詳しくは新聞、ニュースをご覧下さい。

話が逸れました。本題に戻ります。ベロリンマンを破ったアリーナはデスピサロとの決勝戦に臨む。
しかしデスピサロは姿を現さない。ていうか姿を消したんでしょうな。
武闘大会に出場する勇者を捕まえ、今のうちに殺しておくつもりだったのだろう。
しかし武闘大会に現われたのはアリーナだった。
しかしピサロは今回の失敗を無駄骨では終わらせない。アリーナの故郷サントハイム城の場所を割り出して滅ぼし、
そこを魔族の居城にしてしまった。


「ア、アリーナさま!どうかはやく サントハイムのおしろに おもどりください・・ぐ、ぐふっ!」

エンドールまでアリーナにサントハイム滅亡を知らせに来た兵士が目の前で息絶えるのを見て、慌てて城に戻るアリーナたち。
城に戻ってみると、城内には人の姿がひとかけらも無かった。
この時ゲーム中では全くの無音で、当時中2だった私はかなりビビッタ覚えがありますよ。

サントハイムおうの みた ゆめとは・・・?すがたをけした デスピサロとは・・・?
そして サントハイムの ひとびとは いったい どこに いってしまったのか?
そのなぞを かいめいするため アリーナたちは ふたたび たびに でるのであった。


・・というエピローグが流れて第2章終了。

3章へ続く


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