ドラクエ4冒険日記I

アリーナ一行を仲間にし、また一段と力を増した勇者くえすと!次の目的は・・・そう!
キングレオ城!四章ラストでマーニャ、ミネアをコテンコテンにしてくれちゃった、
あの・・キングレオを・・!ブッ殺す!ア〜ブッ潰す!!行くぜ!面舵・・一杯!
目指すはミントス西方!!モンバーバラ大陸にローック・オン!!


・・と心の中で発狂する内に着いたキングレオ城。ふー、胸が高まるぜ・・どきどきしながら城へ入る。
すると入り口に詩人らしき男の姿があった。話し掛けてみる。


ホイミン 「ボクは ホイミンという たびのものです。 どうか おしろの なかの ライアンさまを おたすけください!
まほうのかぎが あればしのびこめるはずです。 すこしきたの みなとまちハバリアで なにか わかるかも・・。」



おーホイミン・・おま・・おま・・人間に・・なれ・・・たのか・・!!そうか!夢が叶ったんだな!!
そうか・・そうか!!うん、うんうん!良かったな、よく頑張った!
いくらなんでも
モンスターから人間になるなんて大変だったろう!並大抵の努力ではなかったろう・・!!
よく耐えた!よく努力した!よくぞ人間になった!感動した!

・・にしても魔法の鍵か・・ハバリアに行けば分かるって・・?
うーん今すぐにでもキングレオの奴と戦いたいのだが・・しょうがないな!ハバリアに行くか・・!!
じゃあな!元気でな、ホイミン!!
(どうやらライアンはどうでもいいらしい)

――ハバリア。
何でも魔法の鍵の事はコーミズに行けば分かるらしい。

――コーミズ。
ミネアとマーニャの生まれ故郷。・・変わってないな。良かった・・てっきり滅ぼされているのかと思った・・。
情報によると、オーリンの秘密研究所が西の洞窟にあるらしい。もしかするとそこに鍵があるのかも?と言う事で早速向う。
まあ難無く魔法の鍵は手に入れた。

さあキングレオ城。中へ入るとライアンがいた。ライアンはくえすとを一目見て勇者であると理解し投合、
とうとう8人の仲間が揃った。王室に進入。この際、ライアンは魔法の扉を気合のみで突破。
うーん、元も子もないねこれじゃ。まあいいや。
次々と襲ってくる雑魚をライアンに任せ、くえすと達はキングレオに挑戦。
メンバーはもちろんくえすと、アリーナ、マーニャ、ミネア!


Are you ready・・・?FIGHT!!


惨敗。つっえー。スゲエ強いでやんのコイツ。・・二回目。一回目に輪をかけての惨敗。
三回目。三連敗。・・っていうかね、回復役のミネアたん体力低すぎるの。華奢すぎてすぐ死んじゃうの。
2,3回殴られたり魔法を喰らったりすると死んじゃうの(泣)
これじゃHPが減る一方で戦いになりゃしないYO・・うーん・・どうする。どうするよ・・・・あ、そうか。こうすりゃいいんだ。


メンバーチェンジ。
(あっさり)


メンバーは固定と誓ったばかり
であるのに少々情けないが、ここは勝利優先。
ミネアの代わりにクリフトを据える。目的は彼のスクルトだ。
これでガードを堅くしてキングレオの尋常じゃない攻撃力を半減しなければ。
でもクリフトさん、何故にーのマホトーン連発。効きやしないのに。余裕の表情で4連敗。


これがAI戦闘の辛い所だな。
なんせ思い通りの行動ができるのはリ―ダーの勇者のみ。他のキャラは「ガンガンいこうぜ」「みんながんばれ」「じゅもんせつやく」「いのちだいじに」「いろいろやろうぜ」「じゅもんをつかうな」の6種の作戦で誘導するしかないのだ。


・・どうすれば奴にスクルトを唱えさせる事ができるのか・・?


答えは無い。それに近い作戦を立てて可能性を高める事はできるが、確実ではない。こう言うと何てやりにくいとゲームだと思われるかもしれないが私はこれでいいと思う。個性が良く出ているからね。


例えばマーニャ。この娘、いくら「じゅもんせつやく」で行ってもALWAYS最強呪文連発。正にキレたら誰にも止められないブチギレMP浪費家娘
(でもそこがいいのっ)


例えばミネア。この子は従順そのもの。立てた作戦にほぼ確実に答えてくれる。博愛精神が強く、仲間が傷つけばすぐさま回復をしてくれる自己犠牲の精神が強い優等生娘。・・・今やって見て、よっく分かった。この娘、凄く萌えるわ。(そればっか)


例えばブライ。使ってない
(ぉっ


そしてクリフト。聞かん坊。っていうか臆病。っていうか刹那的。苦しみから楽に解放されようと、マホトーンで呪文を封じたりザラキで瞬殺を狙ったり自分優先でHP回復したりととにかく自分が大事なお坊ちゃま。でもアリーナとなると話は別。コイツの回復の優先度はアリーナが一番高い傾向にあると思う。ここにも個性がでてるなー。よく出来てると思うよ本当。だからろくにゲーム中で話さなくても、4の仲間ってキャラクターが凄く立っているんですよね。


正直中学生当時ではそんなに好きではなかったこのシステムも今ならその凄さが良くわかる。あ、そうだ。今キングレオと戦っているんだった。長々と述べたが結局私が何を言いたかったと言うと、「作戦変更しよう」と、それを言いたかったんだ。あっはっは。


今までずっと「いのちだいじに」ではダメだったので、今度は「いろいろやろうぜ」を試してみる。
ダメだ。
これだと本当に各キャラクターが色々な事を試して今まで以上に勝負になってなかった。5連敗。
じゃあ・・「みんながんばれ」。・・・だめだ。未だにマホトーンを連発するクリフト氏。
・・だっから効かねえっていってんだろが(怒)途中で「ガンガンいこうぜ」に変更。もちろん意味なし。とうとう6連敗



ここで私はコントローラーを置いた。




あれだよ。やっぱあれ。俺の気合が足りなかった。
大体、これは誰の為の戦いだ?

そりゃあ世界を救うため、その為だけど。
だけどこの8人の中で一番モチベーションの高いのは誰だ?この中で誰が、最もこのキングレオをぶっ倒したいと思っている?


マーニャとミネアだろう?彼女等はかつて直接奴に倒され、煮え湯を飲まされた。そしてオーリンと爺ちゃんを犠牲にしてまで、命を永らえたんだ。そう、今誰よりも勝ちたいのは彼女等だったんだ。それを俺は勝ちを焦ってしまった。スクルトを頼りに、楽に勝とうと思ったんだ。


嗚呼。


これじゃあ俺はクリフトを笑えないね。それにミネア抜きで勝っても少しも嬉しくないだろう。シナリオを進める事は出来ても感動は皆無。その事に今更ながら気付いた俺は再びミネアをメンバーに加え、キングレオに挑戦した。


7回目の挑戦。攻撃はアリーナの打撃とマーニャのメラミに任せ、くえすととミネアを回復役に。
作戦はどうでもいい、黙っていてもマーニャはキングレオを炎で攻め立てると思うし、ミネアはきっと平等に傷を回復してくれる。
ミネアの体力の低さはくえすとのベホイミで補えばいい。いざ、再戦。


うーん、順調だ。くえすとが回復に回った事で攻守のバランスが凄くいい。ミネアが危ない時もあったが、一定のバランスを保ったまま戦闘は続いた。アリーナとマーニャの攻撃陣も好調で、じわじわとキングレオの体力を奪っていく。


手に汗握ったよ。


おもしれえ・・・ドラクエってやっぱり凄く面白い!それでも決して楽な戦いではない。やはりHPで劣るミネアとマーニャが凄く苦しい。それでもマーニャは魔法を唱えつづけ、ミネアは今にも倒れそうな自分を顧みもせずに仲間の回復に努める。


・・正直、感動した。死の淵においても尚見せるマーニャの果敢な姿勢とミネアの徹底した自己犠牲、隣人愛。
まるで聖母マリアのような娘。頭が下がるよ全くこの娘らには!!


アアーーーーーー!!!
(どうした


勝たせたいよなあ!!たまらなく彼女達に勝たせたい!思い切り誉めたいよ!貴乃花を誉め殺した総理のようにミネアとマーニャを「よくやった!!感動した!!」って頭を撫でまわしてKISSを嵐のように浴びせたいよ!!


やがて・・その二人の粘りで熱戦は徐々にクライマックスを迎えて行く・・・


そして・・決着。


















「渇望」


「ウ・・・ウウ・・」

「おい!大丈夫かマーニャ・・・ミネア・・!!」

「だ・・・・だいじょ・・・・ウウ・・・ア・・!」

「わたし・・・・・平気・・・です・・」

「アリーナ・・・悪いけど一人で頼む。すぐに行くから」

「分かった!!」


アリーナは力強く頷くとここから離れ、キングレオを挑発し始めた。・・これで少しなら時間が稼げるだろう。


「・・二人とも限界だな・・よく頑張った。もういいから、そのまま倒れてろ」

「そんな訳には行かないわ――!!まだ・・まだあたしは戦・・える!!はあああああ!炎・・の!・・せい・・れ・・」

「おいマーニャ!もういいからそこで休んでいろ!それ以上無理して詠唱すると頭がどうにかなっちまうぞ!」

「やだやだ!あいつを倒して仇を・・討つんだ!!父さんの・・!!オーリンと・・みんなの・・!!」

「そうです・・これは私たちの・・戦い・・くえすと様・・お願い・・戦わせて・・」

「・・無理だ。君達はこれ以上呪文を唱えられない筈だ」

「そんなことないい!あたしの全てを・・!!あたしの憎しみの全てをあの野郎にぶち込んでやらないと気が、狂いそう!!どうにかして・・しまいそう・・!!」

「今、アリーナが一人で奴と応戦している。・・長くは持たない。俺が早く行かないとな、今度はあの子が危ない。正直、これ以上お前の事を気にして戦っている余裕は無いんだ・・分かってくれ」

「・・死んでもいいわ・・死んでもいいから・・戦わせなさい・・」

「ふざけるなよ・・お前、いくら正気でなくてもそんな事俺に言うなよ。死んでもいいだと・・この野郎・・」

「で・・も・・あたしは・・ちくしょう・・ちくしょう・・!!」

「悔しいのは分かる・・でも聞け」


俺はグッタリとしている二人の頭を手繰り寄せ、並ばせ、頬を両手で包んで説得を試みる。
暗がりで分からなかったが・・何だ、この生気の無さは。やはり限界だった・・もっと早く二人を休ませるべきだった。
表情が死んでいて、二人の健康的な褐色の肌は見る影もなく青ざめている。
目を見ればもっとよく分かる。目の色が虚ろで、霞んでいて・・そして驚くほど、眼球の放つ光が乏しい。
これは危ないな・・これ以上無理して体力を消耗させてしまったら、間違いなく二人は死ぬだろう。
二人とももう、俺の顔が見えていないのではないか?・・そう思わせるほど、二人の視線は危うかった。



「俺の決断に従え。君達はもう戦えない」

「・・従・・え?フフ・・冗談・・誰が・・あんたなんか・・」

「・・・。」


マーニャは抵抗できる元気があるだけまだいい。
深刻なのはミネアで、言葉を発する事も酷く億劫そうだ。ただ虚ろな視線を俺に向けている。



「マーニャ、まだ納得できないか。・・お前、俺に始めて会った時『この人に養ってもらいましょ』って言ったよな、覚えているか?」

「・・・。」

「まあいい、確かにそう言ったんだ。俺はあの時な、何てアホな事を言う女だと思ったよ。だって初対面の男に対して言う言葉じゃないだろう?」

「・・・。」

「でもな、今その願いを承諾してやる。今から俺はお前の保護者・・いや父親だ。ミネア、君もな。」

「じょ・・!!冗談じゃない・・ふざけるな・・」

「・・・。」

「その父親の命令だ。お前等はそこで俺とアリーナが奴を倒すのを見ていろ。父親が倒せば、それは娘であるお前等の手柄でもある・・そうだろ?」

「ふざけるな・・ふざけるな・・!!」

「ゥ・・・・・ぁぅ」


ミネアは苦しそうにしながらもわずかに頷いた。心なしか頬に赤味が戻ったような気がする。
瞳も確かに俺を見据えている・・ひょっとすると、微笑んだのかもしれない。



「な・・ミネア・・本気・・?」

「よし・・ミネアは納得したな?マーニャ、お前はどうだ?」

「はあ・・はあ・・あ・・んたが父親・・?ふ・・ははは・・」

「俺が父親じゃダメか。年下だと頼りないか?」

「あたり・・まえ・・じゃない・・誰が・・あんた・・ハァ・・なんか・・」

「いや別にいいんだ。ここを動かないって約束してくれるだけでいい」

「・・・・。」

「呪文もダメだ」

「・・やだ」

「・・・。」

「あんた・・の言うとおりに・・なんか・・」

「アリーナを見ろ・・お前、それでもそんな事を言えるか・・!」

「・・ん・・んん」

「今は何とかかわしているけど・・一撃でも喰らってみろ、すぐに捕まって殺さ
れてしまうぞ!彼女は誰の為に奴を自分に引き付けてると思っている?少しはものを考えろ、この馬鹿女が!」

「あんた・・ムカつく・・のよ!いつも・・いつも!!あたしを・・ばか・・ばかって・・!!うう・・ちくしょう・・!」

「約束してくれよ・・頼むから」

「うう・・ちくしょう・・ちくしょうちくしょう!う・・う・・」

「ミネアは承諾してくれたぞ?な、ミネア」

「・・ぅ・・ぁ・・」


依然、発音が出来ないミネア。だが頬に沿えた俺の手を微かな力で握り返してくれる。


「な?ミネアは聞き分けがいいぞ」

「・・ア・・アリーナ・・ちゃん・・の、為だからね・・アンタに言われて・・じゃない
・・」

「大人しくしていてくれるか?」

「・・うん」

「よし・・。ははは、いい子だな、マーニャ」

「・・頭をなでるなぁ・・!!早く・・行けェ!」

「よし、そこで大人しくしていろよ、すぐに戻ってくるからな!」

「ただし・・あんたの・・娘・・に・・なった・・わけじゃ・・ないから」

「わかってるよ。でも約束を守らなかったらこれから俺の事パパって呼んで貰
うからな」

「だからわかったって・・!う・・」

「あ・・ごめん。じゃあ行ってくるよ」

「あんた・・負けたりしたら一生・・あたしがこき使ってやるから・・」

「ははは!もし俺が負けたらお前の息子になってやるよ!」

「・・ほんと・・アホねあんた・・早く・・行きなよ」

「ああ!お前等の仇は必ず討ってくる!そこで見てろよ!」

「・・フ・・ン」


マーニャがかすかに笑うのを俺は確かに確認した。
これでこれ以上の無理はしない筈。そしてその瞬間、俺はアリーナの元へ駆け出していた。















「う・・・ん」


目覚めるとあたしは何処かに寝かされていた。光が眩しい・・あれ?ここは何処の街だっけ?わかんない・・
うーん、それにしても喉が渇いたな・・っていうか、身体が異様に痛いんだけど。
頭もズキズキするし・・ん〜?昨日あたし、そんなに無理したっけかなあ。うー。
まあいいわ・・飲み物、飲み物・・喉、渇いた・・



「いよう、起きたかマーニャ」

「う?う〜〜、うん・・って、え?」

「うん・・どうやら傷は癒えたようだな。そりゃ3日も寝てたら回復もするか。でも大変だったんだぞ、本当に。
クリフトが泣きそうになってお前とミネアの傷を癒してくれたんだから。クリフト、心配してたぞ?後でちゃんと礼をしておけ、な」

「な・・な・・なん・・なん・・なん・・なんで・・なんで・・」

「ん?どうした?」

「なんであんたがここにいるのよ―――っ!?」

「ははは、起き抜けから元気な奴だな」


そう言うとコイツはあたしの頭を撫でやがった。・・何考えているの、こいつ。どういう神経してるの?
レディーの寝室に忍び込むなんて・・非常識極まりない!!っていうか・・っていうか・・いつまで頭撫でてるつもりよ・・
だんっだん、腹が立って来たわ――――!!!



「ちょっと、出て行きなさいよあんたあ!」

「おい・・いいから、そんなにいきり立つなよ。流石にまだ全快した訳じゃないんだから」

「だっから、頭ポンポンするな〜!」

「え?ああ痛かったか?ごめんごめん」

「はぁはぁはぁはぁはぁはぁ・・」

「大丈夫か?」

「・・説明しなさい。」

「は?」

「どうしてアンタがここにいるのか、あたしが納得できるように説明しなさい。納得できなかったら・・燃やす」

「どうしてって・・娘を心配しない父親はいないだろう」

「・・あ?」

「目が赤いぞ、落ち着け。お前・・キングレオの事忘れたのか?」

「・・・あ」

「思い出しただろう?親子の契りを結んだの」

「思い出したけど・・そんな馬鹿げた話は、はっきりと断った筈よ!」

「そうだっけ?でも変だろ、ミネアは認めて姉のお前が認めないなんて」

「そうか・・ミネアも無事なのね・・ねえ」

「なに」

「もしかしてミネア、あんたの事・・『パパ』とか・・呼んだりしてる・・?」

「うん」

「な」

「嘘だよ」

「・・な」

「未だに様付けだな。トルネコとブライには止めさせたのに、彼女だけはどうあっても様付けじゃないといけないらしい」

「そ・そう、良かった。でも・・そうか。あんた、キングレオ倒したんだ。そうか・・」

「うん、あれからすぐに俺が駆けつけてな。それが凄いんだよ。
アリーナさ、結局無傷のまま奴の気を引いていてくれたんだ。
本当に凄い子だ。それで俺が後ろから斬りつけた。マーニャ、仇は討ったよ」

「・・うん。でも・・バルザックは結局・・」

「うん・・いなかったよ。あれからキングレオ城をくまなく探したんだけど、バルザックらしき奴は見当たらなかった」

「そう・・」

「うん・・」

「・・・。」

「・・・。」

「ねえ」

「なに?」

「ちょっと一人にしてくれる?」

「うん。じゃあ部屋から出るよ。俺は、みんなにお前が気が付いたことを伝えに行くかな」

「うん・・お願い」


そう言うとあたしは立ち上がった。喉の渇きが限界に達したからだ。備え付けのクーラーボックスにふらふらと近寄る。


「何だ、お前」

「・・え?そりゃあ・・3日も寝ていたんでしょ?それだけ寝ていたらふらつきもするわ」

「じゃなくてさ。お前、裸だよ」

「・・・。」




・・エ。





「っていうかお前、凄い身体だな」

「・・・。」

「足長いな・・それに、胸。何か入っているのか?」

「・・・。」

「ちょっと、触らせてみろよ。・・うわ。」

「・・・。」

「やっぱり踊り子ともなると・・へえ」

「・・・。」

「うーん、これは凄いな」

「・・・。」

「綺麗というか・・壮絶というか・・」

「・・・。」

「でもお前、いい色だなあ!うん、褐色の肌って、結構カッコいいよ」

「・・・。」

「ま、いいか。でも誰が脱がしたんだろうな?いや、俺じゃないぞ」

「・・・。」

「あ、そうか。多分ミネア辺りが服を脱がせたんだろうな。それか・・アリーナかも。そりゃそうか、それ以外だったらトルネコやブライ達と言う事になるからな!そりゃある意味犯罪だ!あっはっは!」

「・・ねえ」

「なんだ?」

「いつまで見ているつもり・・それにいい加減・・胸から手を離しなさい」

「あーごめん。柔らかいからつい」

「 で て い き な さ い 」

「はいはい、悪かったよ。じゃあな。」

「・・・。」

「・・なあ、飲み物、俺が取って来てやろうか?」

「いい。・・出て行きなさい」

「え・・でもお前、顔色凄く悪いぞ?病み上がりくらい、もう少し俺を頼ってくれたって」

「でて・・いきなさい」

「?お前、やっぱり気分が悪いんじゃ・・」

「・・いいの。お願いだから、でていって。あんたの事は心から信頼しているわ・・本当にやばい時はあんたに一番に言うから・・でも今は・・大丈夫」

「そうか、分かった。じゃあ待ってろよ、今みんな呼んでくるから」


そう言うと、奴は飄々と部屋から出て行った。・・そうなの。あいつって、こういう事に信じられないほど無頓着なのよね・・。




キィ!!




全く!!一体どういう育てられ方をしたのかしら!?かっ仮にも・・仮にもよ!?
トップダンサーであるあたしの全裸を見て、その・・こ・興奮もしないなんてっ・・屈辱よ。
これは、最高の屈辱よ!やっぱりムカつくわ・・あいつはやっぱり、最っ高にムカつく小僧だわ!!





「マーニャ、また入るぞ?あのな・・ん?何だお前。まだ裸だったのか。
下着くらいつけろよ全く・・ほら、これだろう?でもこれさ、お前のでっかい胸が入りきるのか?まぁいいか。
お前の普段着さ、持ってきてやったから。今みんな呼んで来るから、それまでには服を着て置けよ?
クリフトなんてきっと卒倒しちゃうぞ、あっはっは。じゃあな。」



・・そう言ってあいつが部屋を出て行ったその瞬間、あたしは閃光のような速度であいつの後を追いかけた。








その後の事は、あまり覚えていない。





おわり









そう言う訳で!最期はくえすとの一撃でキングレオを葬り去ったぜ!!うおおおおおおおおおっ!YES、YES、YES!




ふ・ふう。




超興奮したぜ、THIS BATTLE。


何て・・な・なんて熱いんだ〜!ミネア!マーニャ!アリーナ!そしてくえすと!!お前等HOT!お前等、TOO HOTッ!!キングレオ倒れた瞬間、感動したって!


そりゃ真昼間から吼えるわ!
そりゃ空想の中で三人の頭をこれでもかっと撫で回すわ!
そりゃパッケージ裏のマーニャイラストにキッスの雨を降らすわ!
(何だと


か・かわい〜可愛いなっ!この三人は究極可愛い!決めた!恋人だ!もう全員、恋人だ!全員愛してやる・・来い!来い!恋よ!!さあ!パパだよ!俺がまとめて愛してや冒険日記Jへ続く 戻る



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