君が望む永遠 「水月」
ネタバレ度:結末が嬉しいものなのか悲しいものなのかくらいは言っちゃってます
水月シナリオ、只今クリアしました。
もうなんつうかね
感動の極致。燃え上がる熱きパッション。
今、私の頬に流れるこの熱い液体は一体なんだ?
涙だよ!これは涙だッ
また泣かされたよ。
ああ、泣いたよッ!しかも声を上げてな!!
・・悪かったよ!どうせ俺はカッコ悪いよ!
でもいいじゃねえか!ええ!?
感動したんだよっ
感動しすぎて、どうにかなっちまいそうだよ!
水月、君は本当に可愛いね。好きだ。本当に好きなんだ。最後にあんなCGを見せられた私は、一体どうしたらいいんだい?この胸に湧き上がるこの暖かい気持ちを、一体どうしたら、いいんだい・・・・?
水月、教えてよっ
そして遙、君は本当に素晴らしい人間だ。何て強いんだ。そして何て儚いんだ。君が最後に残してくれたあのメッセージ、届いたよ。心の奥深くに、届きまくったよ!!そうだよなあ・・!君たちにとっての本当の宝物は・・なあ!そうだよなあ、そうだよなあ!!
「よいしょ、よいしょ」って・・くっ・・ぐおおおおおおお!!(爆涙
これは萌えるとか萌えないとかの次元の問題ではない。最早惚れた。君たちに本気で惚れちゃったよ私は。
いやはや
物凄い作品です、これは。
アージュさん、あなた方はとんでもないものを作っちゃいましたね。
大変な作品です。私は痺れた。心の芯が震えたよ。超傑作。これは恋愛経験や失恋経験がある人であれば必ずその心にヒットします。届きまくりますよ。これはもう断言しちゃいます。長期間に渡る恋愛経験がある人ならばもう大変ではないでしょうか。共感しまくる事間違いなし。その時の切なさが蘇る事間違い無し。
・・今回の水月シナリオは、前回であれだけ感動した遙シナリオを更に上回る出来でした。まさかあれを超えるとはね・・正直驚き。ていうか、またこれ以上のシナリオが他にあったら私の精神が持ちそうにないよ。
このゲームのシナリオの凄い所はプレイヤー自身に恋愛、友情を通して様々な事を深く考えさせてくれるというところ。これは遥シナリオのところで書きましたよね。それがまず一つ。
そしてもう一つが失恋、別れを大きなテーマにしていると言う事。
普通、ギャルゲーは主人公とヒロインが恋してくっついて幸せになってそれでお終い。・・というのが殆どですよね。いや、それはそれでいいんです。そのようなゲームの中にも、素晴らしいゲームは山ほどある。
でも本作はそこだけで終らないんですよ。その後に訪れる「失恋」「別れ」までを最後までしっかりと描いている。それも、凄まじい完成度でです。だからやっていて辛くなる。このゲーム、もはや楽しむだけでは済まされない。
「テーマが別れ」だなんて、私がどうしてこんな事を言ったのかと申しますとね。遙シナリオや、そして今回の水月シナリオでも、結ばれる女の子よりも振られる女の子の方がより魅力的に描かれているように思えたからなんです。
そしてその結末は嬉しさのあまり思わず泣けた程。いやー嬉しくて泣いたのって今までのギャルゲーで初めてかもしれない。悲しさの余りに泣いた事ならいくらでもあるのですがね、嬉し泣きってのは・・ちょっと思いつかないです。
そしてこのシナリオでまた一つ、私はこのゲームに教わった事があります。それは、自分が苦しい時はその相手や自分の周りの人間も同じように苦しんでいるという事。
恋愛とかで悩んでいる時・・特に恋人に振られた直後なんてのは、とかく自分だけが不幸だと勘違いしてしまいがちですよね。そうして物の見方がどんどん狭くなってやがて自暴自棄になってしまうと、その相手を憎んだり友人の優しさをも突っぱねてしまう事もある。そしてその結果、余計に苦しんでしまうという事もありますよね。だけどそんな時こそ自分の周りを良く見て、振った相手や友人だって自分と同じように苦しんでいるのだと気付く事が出来れば自分の苦しみも少しは和らぐんじゃないのかな・・
と、まあプレイしながらそんな事を真面目に考えていました。
いや、それにしてもですよ。
それにしてもです。
これは凄い。しつこいようだが凄い。
この作品はより多くの人にプレイしてもらいたいです。心の底からそう思います。
・・だけどなあ、エロゲーってやっぱり閉鎖的な所があるじゃないですか。エロゲーと聞いただけで敬遠してしまう人が多い。でも、今この文章を読んでる人の中でそのような人がもしいるのであれば、そういう人にこそ是非遊んでいただきたいです。エロゲーの中にはこんなにも凄い作品があるということを、是非知って欲しい。
この二つのシナリオをプレイして、本作の総合評価はほぼ決まりました。
こんな感情を受けたゲームは今までに無かった。今から総合評価をする時がとても楽しみ。賛辞、そして感謝の言葉を私は惜しまなく注ぎ込むつもりです。
さて
次は遙の妹、茜に特攻する予定。
これもまた大変な話になるのではないだろうか。
自分がどうなってしまうのか、正直心配。
続く
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