9月1日

もう9月ですね・・日中もめっきりと過ごしやすくなりました。

もう秋、か・・。

ふう。



この夏も何も無かったか(泣

って落ち込んでいる暇など私にはありません。

私は社会復帰策第二弾としてある計画を断行。

それは・・・



脱・ペーパードライバー計画。



・・そう!私は3年前に車の免許を取ってから一度も車を運転した事が無い正真正銘のペーパー君だったのだ。しかし、やはり男は車。仕事やプライベートを充実したものにするためにも自動車の運転技能は必須と考えたのだ。

しかし何しろ3年振りに運転する息子の運転技術を家族が信頼してくれる筈も無く、私の

「運転するから車を貸してくれ」

という願いは父親の

「絶対駄目」

と言う一言であっさりと拒絶される事となる。

そんな父親の断固とした拒否にプチショックを受けながらも、私はペーパードライバー講習を受講するべく近所の自動車学校へ。そして丁度昨日、三時間短期集中コースを終えてきた訳であります。

結果は・・・まあ、可もなく不可もなくといったところでしょうか。幸運にも教えて頂いた先生が三時限ともいい人ばかりで、リラックスして受講する事が出来ました。一、二時間目はコース内、三時間目に路上に出たのだが、一時間目の先生(おばさん)には

「まあ、普通に運転できていますね。後はもう少し経験を積めば直ぐに慣れるんじゃない?」

二時間目の先生(おやじ)には

「車幅感覚に若干の不安はあるけど、まあそこそこに運転は出来てるし安全確認も出来ている。次は路上に出てみれば?」

そして路上に出た三時間目の先生(お姉さん)には

「うん、助手席に座ってても全然怖く無かったよ。これなら直ぐにでも彼女を乗せてドライブに行けるんじゃありませんか?」

とまあ、なんつうか「彼女を乗せてドライブ云々」以外は嬉しいお褒めの言葉を頂戴してきた。

っていうか・・・



楽勝じゃん。


車なんて楽勝じゃんよ。俺は、今まで何を怖じけついていたのだろう?

いや〜、あんなに簡単なものだとは思わなかった。はっはっは、余裕余裕。

・・って調子に乗ってると事故に遭うんだよな。気を付けないと。

んで、今日から早速自宅の車を使って昼まで運転の練習。自宅周辺をぐるぐる廻ったり、スーパーの駐車場でバック駐車の練習。(バック駐車という言葉で卑猥な連想をした人、私と友達になれます)

それを終えて帰宅してから、さあこれからやるべき事をやろうかと意気込んだ瞬間、悪友「I」 (高校時代からの友人。「趣味は冒険」と豪語する一見爽やかな男だが実はONEの茜とトゥルーラブの綾音が大好きな地獄に半歩足を突っ込んでる中途半端萌え漢。)から携帯が入った。

I「よ〜、とも。久し振り。生きてるかぁ?」

俺「ん〜、まあ一応はな」

I「どうよ?社会復帰作戦は順調か?うん?」

俺「うーんどうだろうな。取り合えず昨日までペーパー講習行ってて今日から自宅の車で練習を始めた所だ」

I「ほ〜ほ〜。うん、まあ車くらいは運転できないとな〜車といやさ〜・・」



・・この後彼の「車の運転とは」についてのウンチクを数分間聞かされる。

俺「うーん、なるほどな。」

I「・・とまあ、こんなところだ。ま、ガンバレや」

俺「まあその内車でお前の家まで遊びに行ってやるよ」

I「まあそんな話よりだ。最近どうよ?お前のホームページの調子は?」

俺「いやあ、例の凍結宣言してからアクセス激減だよ。まあ分かっちゃいたけどな。お前の所は調子良いみたいじゃないか?」(あいも変わらず話の転換の早い奴だ)

I「いや〜それがさ〜相変わらずウチの板って女の子の書き込みばっかでさ〜ツマランよジッサイ。はっはっは!」

俺「・・ほう?」 (何気に自慢しやがった、コイツ・・!!)

I「お前の所は?板の調子どうだ?」

俺「まあ楽しくやってるよ」

I「女の子のカキコってあるの?」

俺「無いよ。っつうかさ、ウチはエロゲーサイトなんだから女の子のカキコなんてあるわけねえじゃん。」 (心底欲しいが、な。)

I「言える言える!!がっはっはっは!!

俺「・・はっはっは」 (ムカツクくらいに小気味の良い笑い声だな、Iよ・・。)

I「いや〜、昨日なんて可愛い女の子からメール来てさぁ・・」



・・この後数分間、奴のweb上における女の子とのやりとりの自慢話を聞く羽目になる


I「・・とまあ、こういう訳だぁ。」

俺「ほほほう。」

I「いやでもさ、男のカキコも欲しいんだよね、実は」

俺「ああ、それは分かる。男としか分かり合えない話もあるからな」

I「なあ、お前、これから暇?」

俺「・・はあ?」 (出た、得意の急転換!)

I「いや、暇かって。」

俺「お前な、今の俺の境遇を分かっているん・・」

I「これからアキバ行かねえ?」

俺「っ!?」


アキバ行かねえ?
アキバ行かねえ?
アキバ行かねえ?
アキバ行かねえ?
アキバ行かねえ?




・・・。





・・・。






・・萌えの聖地、秋葉原。
・・宝の山、秋葉原。
・・煩悩の結集地、秋葉原。

・・約束の地、秋葉原。


・・就職を決めるまでは絶対に行かないと誓った
俺にとってのモスト・プレッシャス・プレイス、秋葉原。
その秋葉原、「 A K I H A B A R A 」にお前は今・・俺を誘ったのかい?



誘って、しまったの・・かい・・?





I「おい、どうした、とも?」

俺「な、な、な、なぜなぜなぜぜなぜなぜ・・」

I「おい、何をそんないい感じにどもっておる」

俺「い・いや。」

I「タマには息抜きしたっていいだろ〜?」

俺「いきぬき・・?」

I「おう。まさか就職決まるまでずっと遊び無しとする訳にも行くまい」

俺「そ、そうだが。」(だがアキバは・・アキバは・・危険すぎるのだよ、I・・)

I「ほら、例のメイドカフェにも行ってみよ〜ぜ〜」

俺「・・・!!!」





メイド・カフェ!!!


噂には聞いていたメイドカフェ・・。鬼畜総統氏のHP上でその存在を知ったのが二週間ばかり前か・・。総統の話によると「そこ」には数え切れないほどの
愛らしいメイド娘が店内を闊歩し・・
にこやかに給仕をし・・
時には客にナゾのフライング・アタックをかましてくれるという伝説のメイドカフェに今お前は俺を・・誘ってしまったのか・・・。




貴様は悪魔の手先かっ





そこまでして・・




そこまでして、貴様は俺を地獄の底に引きずり込みたいかっ




この野郎!お前、いつもそうだッ・・!!




いつもそうやって・・




俺のハートを、ガッチリとキャッチしやがって!!!




畜生っ




お前なんてなあ、お前なんてなあっ!!




俺はそんなお前が・・・




そんなお前がッ





大好きだよ〜う!!


I 「なんだよ・・!!行くのか行かないのか、ハッキリしろ!!」
ぼく 「うん、ぼく、行くぅ〜!と〜っても、行きたいの〜!」

続く

9月2日

AKIBAA (昨日の日記の続き)

悪魔(悪友I)の誘惑に負けた私は久し振りに聖地・秋葉原へ行く事となった。

・・そして久し振りに、本当に久し振りに聖地に足を踏み入れたその瞬間。


「戻ってきたぜ、アキバ。帰ってきたぜ、アキバ・・。いや、二次元の恋人達よ。俺は今戻ってきた。戻ってきてしまったんだ。」

と呟いた私を責められる者など何処にもいまい。

Iとの待ち合わせ場所に着き、時計を見る。約束の時間10分前。

Iの遅刻癖を熟知している俺は「奴の事だから一時間は遅れるだろう」との仮説を立て、意気揚揚とラオック○地下へ。

そこには・・・


居たよ。


当然の如く、居たよ


たくさん居たよ、俺の脳内恋人の予備軍がわんさかと。

思えばときめきメモリアルを買ったのも此処だった。とらいあんぐるハート2を買ったのも此処だった。その他ONE、アトラク・ナクア、ファントム・オブ・インフェルノ。俺の印象に残る名作のほとんどはこの場所で手に入れたのだ。

正にこの地は俺にとって聖地も聖地。俺にとってのサンクチュアリなのだ!!(同じ意味じゃないのソレ

・・しかし!

ここで新たな恋人を手に入れる資金など今の俺にあるはずも無い。予備軍が俺に愛らしい誘惑の視線を向けるのをよそに、俺は売り場の奥へとずんずん進む。

俺が一体何を探していたのか?


賢明なここの読者諸氏ならこの時点で既に気がついているかも知れない。



そう。


そうだ、アレだよ。


アレですよ、アレ!



君が望む永遠のサントラですよ!


アージュさんのOHPによるとこのサントラは、

ゲーム中のBGMのノーカットバージョンに加え、Rumbling hearts fullsize バージョンや、取りおろしのショートドラマとして、遙と水月の「第1章 8月27日のあの15分」のエピソードなどが収録されています。


という、何とも卑怯な心くすぐる内容らしい。

これはなぁ・・・買うしかないよな。BGMのノーカットバージョンはともかくとして、Rumbling hearts のフルサイズバージョンが聴けて、その上「あの日」の細かいエピソードが収録されているんだって。




はっはっは。




参った。




こりゃ参ったね。




いや、ホント参ったわ。




・・・。




・・つうかよ〜





「あの15分」って一体なんだよ!?
アレか!?アレの前の○のソワソワしてる様子やアレの瞬間とかアノ後の○○の心境とかが濃密に描かれてるってかっ!?




・・ずるいや。




・・そんなのずるいやっ

買っちゃうじゃん!欲しくなるに決まっているじゃないかそんなのよーっ




私、君望のサントラを買います。必ず買います。
(ユウナ風に




と、いう訳で売り場の隅から隅まで探してみたのだが・・

無い。どこにも無い。焦る気持ちを抑え、階上のCDフロアへと行ってみる。

すると

君が望む永遠のサウンド・トラックは現在品切れとなっております

との告知文が。



ざわり




・・背中に冷や汗を感じながら俺は別の店舗へと急ぐ。

二店目、三店目、四店目、五店目、六店目、七店目、八店目・・・。





あ ら 何 処 に も 無 い 。



・・やっちまったか、オレ。

甘く見てたか、速瀬水月を。涼宮遙を。涼宮茜を。君が望む永遠を。




・・っていうかよ〜




各店舗の発注担当っ お前等、


やる気あんのか!?
(お前もな


分かりきっている事じゃないか、このサントラが売れるなんて事はっ!
ええ!?君望だぞ?水月だぞ?遙だぞ?茜だぞ?マナマナだぞっ?



チャンスロスもいいトコだ!あー、オレが発注担当ならこんな事にはっ



ち く し ょ う !



・・・。




ああ、そうか。




そうか、水月。




アンタは今、就職活動をしているんでしょう?無職なんでしょう?そんな情けない奴に、私たちのサントラを聴かせる事なんて出来ないわ!

・・ええ?私の声を聴いて就職への発奮材料にしたい?

ハァ・・ほんとバカね。

・・ねえ、就職活動にもお金がかかるのよ?アンタ、もしかしてその年になってまで親のすねをかじるつもりっ!?情けないわねっ

・・いつまでもいつまでもそんな甘えた事言ってると、いい加減・・


ぶっとばすわよう!?





・・そういうことかい?水月。

っていうか、むしろ君にぶっとばされたいんだけど。






・・そうだよな、茜ちゃん。

俺も分かっているんだ、茜ちゃん・・・。



・・は?




無職?




25歳?




彼女もいない?





これからメイドカフェに行く?


最っ低。





サントラなんて買ってる場合じゃないんじゃないですか?

・・しっかりして下さい。姉さんが悲しみます。



わかった。頑張るよ、茜。


頑張るから、もっと私を罵ってくれないかい。

あなたなんて、最低よ!」って、もっと、もっと、そう、もっとっ・・!!

・・そうだ!もっと、もっとだ!


あ、ア――!!!もう、ぼくっ

ぼくぅううぅ〜〜!(こんなにアホで、スミマセン)




・・そうか、遙。キミもそう思うか・・



えーと、とも君はあまりお金が無いんでしょう?時間も無いんでしょう?
だったら、今はとにかく就職活動を頑張って、社会人になる事が出来てからこのサントラを買ったらどうかなぁ。えへへ、御免ね、生意気な事言っちゃって。でも、とも君が立派な社会人になってから聴いてくれたほうが私・・





嬉しい・・嬉しい・・嬉しい・・





遙・・。


よし、分かった!君等のサントラはオレが就職を決めてから買うとしよう!俺はその購入意欲までをも就職活動への発奮材料としよう!それでいいんだろう、水月、遙、茜ちゃんっ


・・その時、後ろからファンキーな笑みをたたえた男が俺の元に近付いてきた。「I」だ。現在時刻は17時過ぎ。実に、二時間近くの大遅刻だ。


そして「ヤツ」は俺のもとに到着するなりこうほざきやがった。



「よ〜う、とも。待ったあ〜??」


一瞬殺意が芽生えた俺であった。


続く

9月3日

AKIBAB (またまた昨日の続きていうか一つのネタを小分けにして更新する俺って何かずるいよね!)

2時間近くの遅刻をかましたIと合流し、我々はひとまず共通の友人である隠居(ハンドルネーム)と鬼畜総統(もちろんハンドルネーム)が勤めるバイト先へと足を向けていた。例のメイドカフェの場所を二人から聞くためだ。

バイト先に入ってまずは隠居と総統の姿を探す。店内の奥へと入っていくとお客さんに商品説明をしている隠居の姿を発見。

うーん、頑張って仕事をしてるみたいじゃないか。

取り合えず忙しそうだったんで隠居の傍から離れる。チラリと横へ視線を向けると今度は総統殿が事務所へと入っていくお姿が。Iと手振り足振りでジェスチャーを試みるも総統は気付かずに更に奥へと入っていく。

む〜ん。


我々は早くメイドカフェに行きたいというのに全く!


業を煮やした私は

「鬼畜さ〜ん、鬼畜総統ぉ〜」

と売り場と事務所の仕切り板越しに声をかけるも、気がついてもらえず。


何だよ畜生っ


・・しょうが無いので隠居の接客が終るまで私とIは店内をウロウロウロウロ。

ふと、「俺って一体何をやってるんだろう」と正気に戻る寸前、接客を終えた隠居が私たちの傍へ。


隠居「よ〜う、何だ、ともも来たのか。」
俺「ようよう、お疲れ様。いや、つうかさ〜、コイツ(Iの事)がどうしても俺と遊びたいって言うからしょうがなく、な。」
I「・・何言ってやがる。メイドカフェ行くって言ったらお前が即決したんじゃねえか!」
隠居「あー、なるほどね」

・・この時隠居が俺にチラリと軽蔑の眼差しを向けたように感じたのは多分俺の気のせいであろう。

この後しばらく隠居に幾つかの銃(二人のバイト先は銃と模型の専門店)を薦められ、総統に隠居と同じような軽蔑の眼差しを向けられた(ような気がした)後、俺たちはメイドカフェへと向った。

カフェに到着し、店内へ入る。

いやあ、本当にいましたよメイドさんたちが。店内の雰囲気はまあ普通。ちょっと小規模なファミレスといったところか。だがいかんせん店内を闊歩しているメイド娘達が異彩を放っている。パステル調のメイドルックに包まれたウェイトレスたちはルックスもまあ、そこそこ。

思わずIと目を合わせる。その時Iの視線がキラリと光ったのを私は見逃さなかった。

その時フロアにいた中で最もかわいいと思われた青いメイドさんに誘導され、席に着く。ここの従業員の話によると、この日はイベントがあるらしくて店内に入る為には整理券が必要との事だったのだが、幸運にも俺たちは入る事が出来た。

運ばれてきた料理を他愛もない世間話をしながら食す。食べ終えて一息。食後の一服をかましながらIが呟いた。


 I「なんか、拍子抜けだな。」


うむ。確かに。この店の勇気あるパイオニア、鬼畜総統の話によるとこの店には、

「踊る大捜査線 The movie」の小泉今日子を彷彿とさせる歯列矯正メイドがいたり

効きすぎの冷房やら

癒しの一環として客に笑顔でフライングクロスチョップを喰らわしてくれるサービスなど


楽しいハプニングが盛りだくさんであるはずだったのに。な〜んにも起こりゃしない。これならウェイトレスがメイドなだけの、何の変哲も無いファミレスじゃんか。

「さ、じゃあそろそろ出ようか・・」

と、すっかり意気消沈した俺がそう言いかけた時。






事件は起こった。




なぁんだよ?何の説明もなしに失礼じゃないかぁ、ええコラ!!?


突如店内に響き渡る嬌声。

入り口を見やると、何やら今さっき店内に入ってきたと思しき客が従業員に食ってかかっている。

異様な雰囲気に、店内が一気に静まり返る。男は続けて叫ぶ。まさにガンパレード状態だ。


そんなさぁ、いきなり目の前をスっと素通りされたらさ、むかつくじゃねえか、分かっているのかよ、ええっ!?



う〜ん、大したキレっ振りだ。

あ〜あ、メイドサン達顔が引きつっているよ、可哀相に。・・俺はチラリとIの表情を見やる。するとIは
事件勃発かっとばかり、ニタリニタリ。

・・そうだよな、ハプニング大好きな君がここで喜ばない筈が無いよな。

同じように嬉しい私はじっくりと戦況を見詰める事にする。しかし、いかんせん私には何故あの男が怒っているのかがさっぱり判らない。

そして数分後、散々叫びまくった挙句に男はすごすごと引き上げていく。それまで静寂に包まれていた店内が一気にざわつく。



俺「なあなあ、アイツ結局何を怒っていたんだ?」

I「多分、整理券を持ってなかったから店内に入れなかったって事だろ」

俺「あ〜、それで説明無しに券を持ってる客を先に誘導した店員に腹を立てていたって訳か。」

I「そんなところだろ。」

俺「成る程ね。まあ怒るのは分かるが、それであそこまでキレるものかね」

I「う〜ん、それほどメイドが好きだったって事だろ」

俺「マニア(熱狂者)恐るべしだね」

I「いやいや、全く」





つまらん。




あの男、キレるならもっと盛大にキレて欲しかったものだ。激昂してメイドさんに襲い掛かるくらいしてくれたら、日記のネタにもなったのに。(したけど)



俺「あ〜あ、なんかシラけちゃったな。帰ろうか?」

I「え?何で?」

俺「いや、だって流石に今以上の事件は起こらんだろ。俺たちが起こそうとしない限り」

I「それはそうだが・・気にならないのか?」

俺「ん?何が?」

I「イベントの内容だよ」




・・そうだ。今日はこの店でイベントがあるとの事だった。わざわざ整理券を配る程のイベントだ。・・なにかとてつもない事が起こるに違いない。



俺「あ〜・・・イベントか。そうだな、じゃあそのイベントが始まるまで待っていようか」
I「うむ。」

そのイベントやらが始まるのを今か今かと待つ。


すると・・・



店内の客がにわかにそわそわし出して来た。なんだ・・?と思っていると、客の大半がマイ・カメラを持って席を立ちはじめ、メイドさんたちをパシャパシャと撮影し始めたではないか。


・・何の事はない。イベントとは、単なる
メイドさんたちの撮影会の事だったのだ。カメラを持たない俺たちにそんなイベントが楽しめるはずが無い。今度こそ本当に店から出ようとIに言おうとした・・・その瞬間。


私の体中に電流が走った。見たのだ。いや見てしまったと言うべきか。カメラ小僧の前でポーズをとっているメイド嬢を。

いや、それがね、


単なるポーズじゃなかったんですよ。いや・・そんな変なポーズや色っぽいポーズをとっていたという訳じゃない。だけど・・言葉じゃ上手く説明できないけど・・何とも・・こう・・なんつうのかな・・何とも・・
可愛らしいポーズだったんだっ


・・見ればIも顔全体を綻ばせてメイドさんの愛らしいポージングを眺めている。そのだらしない口元は今にもヨダレを垂れ流しそうだ。Iよ、あの時の君の表情は本当に危険だったよ。

いや・・・多分、私の表情もとても人様には見せられないほどに緩みきったものであったろう。

恍惚の時間。

私たちはその撮影会を、飽きることなく終わりまで見続けていたのであった。


・・・。



う〜ん・・・




やはりあの時の衝撃は、私の文章じゃとても伝えきれないですね。

あー悔しいっ


でもね、誰だって目の前でメイドさんが



指を咥えた
まま流し目かますのを見たり


両のこぶしを口元に持ってきて
ぶりっ子ポーズするのを見たり





上半身を屈めて
うわ目遣いをされた日にゃ






興奮もしますよ。





店を出てからも興奮覚めやらぬ我々は・・

バイトを終えた隠居と総統に
上目遣いや流し目の素晴らしさを何とか伝えようと、身振り手振りのジェスチャーでアピールし、全開に呆られながら帰路についたのであった。

おわり



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